6月1日(金)曇り時々晴れ
6月1日(金)曇り時々晴れ
今朝はメトロ12番線に乗り、アベス下車。
落書きだらけの階段を延々上がるとそこはモンマルトル。広場では歯を磨いている人(おそらく家の無い人)に出くわし、これまでのパリとは違うと感じた。
まず床が木造のサン・シャン・ド・モンマルトル教会に入り、
それからサクレ・クール寺院を目指す。
モンマルトルは道が曲がっている上に起伏が激しいので、地図を見ても現在地がわかりにくい。シエナのようだ。
茶色い人は、おそらく大道芸人。微動だにしない。バケツにお金を入れても微動だにしない。昨日オペラ駅で観た銀色の人はお金が入る度にポーズを変えたのだけれど。それとも人間ではなくて人形だろうか。新手の詐欺か。
サン・ピエール・ド・モンマルトル教会に入ってからようやくサクレ・クールに到着。まず6ユーロ払ってドームに登る。とにかく汚い。ハト糞だらけで、掃除は当分していないだろう、という感じ。かつて経験したことない狭い螺旋階段を昇って上へ。もともと高いところにある高い建物だからパリ中がよく見渡せる。
ドームから降りて寺院の中へ。儀式の最中だった。
それからブドウ畑を目指す。途中パリに来て初めて猫に会う。
ラデの風車、壁を抜ける男、アトリエ洗濯船跡、ジュテームの壁、つまり定番の観光スポットを見て、再び落書きだらけの階段を降りてメトロへ。
この距離感はパリならでは!?
今度はマドレーヌ寺院へ。ここは開いている時間が短い。やはり儀式をしていて、外は車やバイクがクラクションを鳴らして走り回り騒がしいのに、中はまったく別の世界だった。
午後もう一度行ったギャラリー・ラファイエットで屋上に上がる階段を発見。
穴場だった。デパート自体はバーゲンをしているのか、うんざりするような人混みだったけれど、屋上は広々と空いていて、見晴らしも良い。パンテオン、ルーブル、エッフェル塔、さきほどのサクレ・クールが見える。
人々が思い思いに過ごしている姿がよかった。凱旋門の上もそうだったけれど、手すりが低いのも見晴らしの良さにつながっていると思う。危険かどうかは自分で判断して、ということだろうか。
実にベレー帽の似合う、まさに画家。
そこからオスマン大通りを歩いてパッサージュ・フロワへ。パッサージュを北上して突き当たったところにショパン・ホテルがあった。そのままパッサージュ・ヴェルドーへ。古書、刺繍専門店がある。それからパッサージュ・デ・パノラマへ。レストランと切手の店が印象的だった。
パリでおもしろいと思ったことの一つに、大手のチェーン店が少なく、個人経営の店が多いことがある。パッサージュの中も小さく個性的な店が多く、この雰囲気は好きだったのだけれど、お客は少ない気がした。商売をするのはなかなか難しいのだろうか。
今日は18,616歩。