時々ぴったりはまった
先日の旅行には、実はフィルムのカメラを持っていくかどうか少し考えた。デジタルの方が圧倒的に便利で枚数も気にしないで撮れるのだけれど、フィルムは時々ぴったりとはまった写真が撮れる。その感覚はデジタルにはないと思う。
結果的にデジタルカメラを持って行って、それは正解だった。でもフィルムで撮るのも楽しい。現像があがってくるまで待つことや、それを開けてみる時のわくわくする感覚、そして諧調のなめらかな感じはやはり好きだ。
新宿のヨドバシカメラに、ニコンの最新のデジタルカメラで撮った横浜の夜景の大きなプリントが掲げられていて、それはもう人間の眼の解像度を超えているようだ。一つ一つの窓や灯りが隅々までくっきり写っていて、かえって現実には見えない。もちろんそれは当然進むべき方向だと思う。
でも最近のデジタルカメラには、なんとかフィルターとか、なんとかエフェクトとか、画像を加工する機能がよくついている。これはもはやカメラが写りすぎることへの反動だろうか。
このところ僕としてはばたばたしていて、今日仕事から帰ったらくったりふにゃふにゃになってしまった。