夕刊の記事から
買い物目当ての旅行ではなかったけれど、日本にも入っているいくつかのブランドの同じ商品の値札には、噴飯もの、あるいはちゃぶ台をひっくり返したくなるような値段がついているものがあった。
このヨーロッパと日本の価格差は今の情報社会にそぐわない、と思っていたら6月9日日経新聞夕刊1面に「ユーロ安じわり値下げ」という記事が載った。いくつかのブランドや小売店での値下げの動きが紹介された後、あるエコノミストの「欧州からの輸入品はユーロ建て決済の割合が3割弱」という指摘があった。うーむ。
同じ日経夕刊の連載、6月13日の読書日記は女優の片桐はいりさん。「何をかくそう、わたしも映画館のまわし者である。20代のころ映画館でもぎり嬢を7年つとめた」で始まる、荒島晃宏著「映画館のまわし者」を紹介する彼女の文章はおもしろい。