「見ることがすべて」
日経夕刊連載、先週の「こころの玉手箱」は写真家東松照明さん。7月26日の記事から、
『写真とは選択の連鎖で成り立つメディアアートだ。カメラとレンズ、感光材料を選ぶ。被写体を選択する。季節や時間帯、光や風を決める。被写体を定め、カメラとの距離を測り、アングルを決定、シャッターチャンスを選ぶ。ひたすら見ることと選ぶことに終始するのが写真家なのである。
写真家は、医師のごとく治療するのではなく、学者のごとく分析もせず、神父や牧師のごとく支えるのではなく、落語家のごとく笑わせもせず、歌手のごとく酔わせず、ただ見るだけだ。それしかない。写真家は見ることがすべてだ。』
7月23日、27日の日記に画像を追加しました。
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