そもそもどうしてトンネルの天井に大きくて重いコンクリート板を吊るのだろう。重さ1トン(小型車1台分だ)の板が5メートルの高さから落ちたら大変なことになるのは容易に想像できる。重い物が上になければ落ちることもないのに。
もし仮にどうしてもその重い板が必要ならなぜ、一つの支えが何かの理由で効かなくなっても、もう一つ別の支えで補えるようにしておかなかったのだろう。
東京は今日も冷たい雨。少し時間があったので布団にくるまって「カラマーゾフの兄弟」を読んだ。寒い日にあたたかいところにいられるのは幸せだ。子供の頃を思い出した。こたつみかん。あの頃読んだ本や漫画は、そこらじゅうのページにみかんの染みがついていた。