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2013年2月20日 (水)

先日神田の古書店街で探した本の一つが池澤夏樹著「クジラが見る夢」(新潮文庫版)。古本の迷宮の中で僕は見つけることができなかったのだけれど、近所のブックオフの書棚にあって拍子ぬけしてしまった。
池澤さんがジャック・マイヨールと過ごした日々を文章と小さなイラストで綴り、さらに写真も多数入っている。スマートフォンやパソコンの画面に現れては過ぎる情報を見るのは楽しい、でも自分の体や心の発する声にもっと耳を傾けなくては、と思った。また海に行きたくなった。

4月に「大公」トリオを弾くので少しずつ勉強を始めた。学生時代に弾いて以来だと思う。あの頃本当に何もわからないまま弾いていたことを思い出す。今だから何かがつかめる、というわけではないのだけれど。
同じベートーヴェンのピアノ三重奏なら作品70の2、変ホ長調のトリオが好き。ほとんど演奏されないのをとても残念に思う。このトリオと双子の、作品70の1には「幽霊」という名前がついている。でも二長調でさっそうと始まるから「ひゅーどろどろ」のようなものを待ち受けているとびっくりするかもしれない。
とにかく、久しぶりに聴いた「大公」は素晴らしい曲だった。

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