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2013年3月 8日 (金)

こつぜんと

時々、忽然と物がなくなる。何年も前、真っ赤な帽子がなくなった。あんな目立つものがいつ、どこでなくなったのかまったくわからない。今度はイヤホンだった。2年前に大枚はたいた(僕としては)お気に入りがいつの間にかなくなっていた。上着のポケットやあの鞄、このかばんをひっくり返しても現れず、しばらくしょんぼりした。
無いと困るので先日新しいものを買った。2年の間に大きな進歩があったらしく、頑張らない値段で音のいいものがあった。それであれこれ聴いてみると、何年も眠っていたポータブルのCDプレーヤーが思いのほか音がよかった。音の焦点はちょっと甘い気がするけれど、空気の動く感じは、iPodなどの圧縮音源では失われているものだ。旧式と思っていたものの方がずっとよかった訳だ。それで嬉しくなって何枚もCDを選び、昨日新幹線の中で聴こうとしたら、なんとまぁ、そのCDプレーヤーが壊れてしまった。やれやれ。

昨日は大阪の小さな会場でコダーイの終楽章を弾いた。何もこの慌ただしい日程でその会場でそんな難儀なプログラムを組まなくてもよかったのだけれど、でも弾いてよかった。2拍子の、ひたすら進んでいく感じはこれまでつかめていなかった。
今日午前の新幹線で帰京、そのまま仕事に行くまではよかった。帰宅したら花粉症はひどいありさまになっていた。花粉症だから目がかゆいのか、疲れて眠いだけなのか面倒くさくて眠いのか、とにかくぐずぐず。たとえ目や鼻が辛くて集中を欠いて僕の演奏がひどくても、「あのチェロ音程悪いわね」とか「あの人へたくそ」くらいの個人的損害で済むけれど、コンピュータや車、様々な施設の操作をする人たちの集中力が落ちることがあったら大変だと思う。すでに大阪は、春霞なんてものではなくけむっていた。いったいこの空には何が飛んでいるのだ。

東京国立博物館に行った時、常設展で火焔土器の実物を初めて見た。中学の歴史の試験でこれは縄文式土器ですか?弥生式ですか?と聞かれるあれだ。教科書に載っている真横からの写真しか知らなかったので、立体の力強い造形に驚いた。
先日、ロンドン五輪でメダルをとった選手を何人か近くで見ることがあった。小柄な人が多かったし、顔も小さい。オリンピックの前後、テレビで大写しにされていたから皆大きな人たちに思えていた。もし野球選手なら大柄なのだろうか。

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