チェロケースの修理
今、写真を撮りに行く時間はないけれど、チェロが良く弾けてご飯が美味しく食べられ、その上コーヒーが飲めればかなり幸せだ。チェロを弾くことは楽しい。
それでも時々旅に憧れる。楽器なし予定もなしの旅をしてみたい。
チェロケース(ムジリア)の修理を始めた。このケースは弓をマジックテープで留めるようになっており、マジックテープが効かなくなってくると具合が悪い。すでに一度修理してもらったのに、再びケースの中で弓がごろごろするようになった。やれやれ。今度はマジックテープを東急ハンズで買ってきて(面ファスナーという名称だった)、さらった後にちくちく裁縫をした。慣れないことは思ったより大変で、今日は4枚あるうちのとりあえず一枚。
アコードケースのようにボタンで弓を留める構造にすればこんな手間は不要だ。でもアコードのゴムバンドと一体になったボタンは、弓に強い横向きの力をかけ、思わぬところで弓が反る原因となる。
ムジリアの内装は薄い布で、アコードのように分厚い断熱材がない分軽い。もちろん外の温度変化は楽器に伝わりやすいと思う。この薄い内装も何年か使っているうちにあちこちはがれてきた。今度の休みは針と糸と接着剤を持ってケースと格闘しよう。
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