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2013年4月22日 (月)

長いこと小型の薄いメトロノーム(デジタルメトロノーム)を使ってきた。先日、昼に問題なく使えていたものを夕方別の仕事場に移動して取り出したら353という不思議な数字が表示されている。それで音を出したら軍艦マーチにもならないゆっくりとしたテンポだった。本当に353だったら耳で追うのが難しいほど速いはずだ。壊れてしまった。移動中、そのメトロノームは鞄の中でスマートフォンと隣り合わせだった。うぅむ、それが原因だろうか。
(何かの仕事でテンポ120はどのくらい?、と聞かれたあるチェリストは、軍艦マーチのテンポ、と答えたそうだ。彼はパチンコ好き)

雑誌「日経マネー」6月号に投資家ジム・ロジャーズのインタヴューが掲載された。その中から

『欧州の歴史をひもといてみると、非常に小さなことが、大きな戦争につながることがある。それは今、アジアで起こりつつあることによく似ている。小さな国同士のいさかいが、第一次世界大戦に発展した。1914年に「セルビアで戦争が起きるか?」という質問をしたら、多くの人は「セルビアってどこだ?」と聞いただろう。誰も、そんな小さな国に関心を払ってはいなかった。ところがすぐに、欧州中が戦火に包まれてしまった。6ヵ月後「なぜ、こんな戦争が起きたのか?」と考えたときにはもう遅かった。戦争は4年も続いた。
 ・・・・・
 私は以前書いた本の中で、彼女たちに伝えている。どんな国でも、戦争が起きると「国のために戦うべきだ」と政府は嘘をつく。でも私は娘たちにこう言う。「政府の言うことを聞いてはいけない。君たちは生きるべきだ。誰かのために戦う必要はない。ウルグアイでも南アフリカでも、どこへでも行き、生き延びるんだ。良い戦争なんて、ありはしない。国のために死ぬのも、大統領のために死ぬのもばかげている。もし、戦争になったら、君たちは逃げて、生き残れ」と。
  100年後を考えてみると、日本人はもっと多くの子供を持つか、移民を受け入れるしかない。そうでなければ、生活水準は下がっていくだろう。』

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