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2013年7月 1日 (月)

休みの日にも上野に行くのはあまり気のきかない感じなのだけれどニコンの古いカメラを持って不忍池へ。先日テレビで蓮の花を見て、僕も見たくなった。
蓮はまだまだ。でも上野公園では猫(シャッター音で驚かせてしまった、ごめん)、不忍池ではカモの親子や、おじさんに教えてもらって美しく小さな糸トンボを見た。トノサマガエルや雷魚もいるそうだ。意外に生き物の気配にあふれていて楽しかった。自然に触れたくなるのはくたびれているからか、うぅむ。

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予定を決めない旅をしてみたい、とずっと思っている。ずっと思っているこのことをそろそろ実現させてみようか。日本海沿いをゆっくり移動して、行ったことのない能登半島もいいかもしれない。僕はパリよりプラハよりまず能登半島に行くべきではなかったのか。カメラには35ミリレンズをつけて、・・・。

今読んでいるのは松田千恵子著「国債・非常事態宣言」。
2年前に出版された本で、平成23年度の国の一般会計を家計にたとえる部分がある。税収と税外収入48.1兆円を月収40万円の家計にたとえると、必要経費総額(支出)は77万円、つまり37万円を借金していて、さらに6661万円のローン残高をかかえている。平成25年の今、状況はこれより良くなっているようには思えない。まともに考えると気の遠くなるような話だ、気が遠くなりそうだから皆あまり考えないようにしているのか。
預金金利が、何度ちゃぶ台をひっくり返しても返し足りないくらい低い理由もわかった(経済学部を出ているのに、そんなことも知りませんでした)。バブルの頃のような金利になったら、日本は大変なことになってしまう。

日本はそれなりに安定しているから、今の世の中しか知らない僕は未来永劫これが続くものを思ってしまうけれど、そうだろうか。2年前の地震の時、僕たちの拠って立っている社会的な基盤は驚くほどもろかった。
音楽会に来てくださる聴衆の中で、仕事をリタイアした年齢層の方たちはとても大きな存在だと思う。例えば時間もお金もある今の60歳代の人たちに対して、20歳代の若者たちの生涯賃金は同じ水準になるだろうか。20年後、今と同じような形で音楽会が開かれているだろうか。そして東京に、今と同じオーケストラ全てが存在しているだろうか。
音楽家の本分として、まずいい演奏をすることに心をくだくべきだとは思う。でも僕たちも時々全体のことを考えておいたほうが、と思う。

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