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2013年8月30日 (金)

今日から大野和士さんの指揮するサイトウキネンのリハーサルが始まった。
プログラムのメインは「ツァラトゥストラはかく語りき」。僕は学生か出たての頃、訳もわからず弾いて以来だ。他にモーツァルトの交響曲と、リゲティのフルートとオーボエ、オーケストラのための二重協奏曲。大野さんによると、ツァラトゥストラとリゲティの協奏曲をプログラムに組んだのは、スタンリー・キューブリック監督の映画にちなむそうだ。

ツァラトゥストラは、おそらく交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」というよりは、映画「2001年宇宙の旅」の音楽、として知られている。これは知らなかったのだけれど、「2001年宇宙の旅」にはR.シュトラウスだけでなくリゲティの音楽もいくつも使われている。

そう、ちょうど昨日の日経夕刊に掲載された作曲家望月京(みさと)さんの連載「現代音楽を聴くヒント」にもリゲティについて
「映画ファンなら、キューブリックの映画で、彼の初期、中期の作品を聴くのも一興だ。」
とあった。

同じく昨日の日経夕刊、写真家石内都さんの文章「こころの玉手箱」から
「自分の無知を発見するのは年を取ることの喜びだ。私にとって最近の発見は、昨年行ったメキシコだった。画家のフリーダ・カーロの遺品を撮影する仕事で初めて訪れ、その魅力のとりこになってしまった。
 ・・・・・
・・・私は広島の原爆で亡くなった人たちの遺品も撮影してきたが、残された物が今はこの世にいない持ち主の人生を雄弁に語るという点では、芸術家も無名の人も何ら変わりはないという思いを強くした。
 ・・・・・」

先日見たルーヴル美術館展で展示されていた膨大な数の品々を思い出した。

松本のホテルの部屋からは山と山にかかる雲が見え、刻々と変化する光と雲は見飽きることがない。雨が降り出しそうだ。

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