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2013年8月 3日 (土)

写真家渡部さとるさんのブログ「写真生活」、8月1日にこんな文章があった。

『カメラマンにはなれるけど、それでずっと生きていくのはとても難しい。若い人に「カメラマンになりたい」と相談されても「やめたほうがいいよ」と意地悪なことしか言わない。

それでもなってしまう人じゃないと続かないからだ。』
http://d.hatena.ne.jp/satorw/20130801/1375331403

僕が大学生になってから音楽の道に進みたいと言い出した時、いろいろな人にやめたほうがいい、と言われた。もちろんその時は何くそとも、頓珍漢な僕はこの人何言っているんだ、とも思った。やってみろ、と言ってくれたのは父くらいだった。
時々、音楽と関係のない大学に通う子から同じような相談をされる。やはり僕も、やめたほうがいい、と言う。実際、今のチェロの水準は僕の学生時代とは比べ物にならないくらいに上がっていて、子供の頃から専門家を目指して訓練の積み重ねをしてきた人に途中から追いつくのはかなり困難だ。

僕が教えに行っている大学のオーケストラ(アマチュア)には感心する仕組みがいくつかある。一つは、オーケストラに在籍できるのは4年まで、というもの。在学中に音楽にのめりこんで留年を繰り返し、ということができにくくなっている。彼らは自分たちの立ち位置を冷静に分かっていてのめりこまない。見ていて残念なような気もするのだけれど、その堅実なふるまいに驚く。

最初から経済学部を志望していた訳ではなく、本当は別の学校の別の学部に行きたかった。でもあんな詰めの甘い勉強で受かるはずはない。もし第一志望に受かっていたらどんな人生だっただろう。音楽家にはきっとなっていなかった。父は、お前あの時受からなくてよかったな、と言う。
経済学部では絶望的に無勉強だった。今は、興味のなかったことを学ぶのは決して悪くない、と思う。この数カ月、かつてないくらいよく日経新聞を読んでいる。経済の面から世界を見ようとするのは楽しい。好きなことはいつでも勉強できるのだから。

コピーのミスをしたらこんな楽譜が出てきた。

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