朝、銀座キャノンギャラリーで開かれている「宮嶋 茂樹 写真展:The Assignment【アサインメント】委任された仕事」へ。今日が最終日。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/miyajima-assignment/index.html
この10年間の紛争や災害の写真だ。日本を含め世界各地の、報道されていないこと知らされていないことがやはりあると思った。キャノンギャラリーの奥、細い通路を抜けるとすぐキャノンの立派なショールームがある。写真展の生と死が隣り合った世界と、明るく清潔なショールームと、二つの世界の落差に頭がぐらぐらしそうだった。
午後は都響の弦楽四重奏で北療育医療センターへ。僕は毎日当たり前のようにあっちへふらふらこっちへふらふら歩いているけれど、外へ出かけること、まして演奏会の会場へ出かけることの本当に難しい人たちがたくさんいることに思いが至っていなかった。音楽がどれほどの力を持っているかはわからない。でも聴いてくれる人たちのところへ行くことは、きっと僕たちにとっても必要だ。
都響は明後日からシューベルトの「グレート」のリハーサルが始まる。前から好きな曲だった。今はもっと魅力的にみえる。
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