昨日今日の都響演奏会の前半はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ティンパニの4つの音で始まるこの曲の、その音程の同じ4つの音が大切なモチーフだ。4拍子の4つの音が生命感にあふれる力強さを持っていること、ごく単純な同じ4つの音がみなぎる強さを持っていることは西洋音楽の奇跡の一つではないか、と思う。
ソリストは三浦文彰君。昨日の札幌公演は素晴らしい集中だった。今日はこれから帯広公演。会場の帯広市民文化ホールは音楽専用ホールではないけれど、弾きやすい音響だ。
問題は終演後東京に帰る飛行機が飛ぶかどうか。さて。
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