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2013年10月14日 (月)

早朝、雪原に朝日が差し込み

雑誌「日経おとなのOFF」11月号はコーヒー特集。思わず手にとったら、後半に「冬のバルト三国世界遺産紀行」という記事があった。北国はやはり冬が魅力的だ、僕は寒さに弱いけれど。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/off/

指揮者クリスチャン・ヤルヴィはバルト三国、エストニア生まれ。明後日の演奏会、火の鳥の前にプロコフィエフの3番のピアノ協奏曲がある。今日からリハーサルにピアノの小山さんが加わった。
これまでこの曲に関してそう感じたことはなかったけれど、今は景色が見える。早朝、雪原に朝日が差し込み(冒頭のクラリネット)、風が吹いて森林がざわめく(弦楽器が静かに入ってくる)。遠くに四足の動物の群れが見え(十六分音符の動き)、次第に視界は群れの中の一頭にズームインし(オーケストラ全体の音量が上がる)、視点が定まったところがソロのピアノの始まりだ。ここまでで十数小節。僕たち弦楽器が長い音符を伸ばして和音をつくっているところは霜やしゃりしゃりした氷の感触がする。もちろん実際にプロコフィエフが何を感じて書いたかは知らない。
でもこの音楽は心や体の外のことを現していると思う。そこはシューベルトのピアノ・ソナタとは全く違う。

明後日の演奏会がだんだん楽しみになってきた。問題は台風26号が近づいていること。また台風か、大きいらしい、何事もないといいけれど。

お願いしてあった弓のネジとその釦ができてきた。どう音が変わるか変わらないか、想像できなかった。果たして、つけてみたら手元に留まっていた音はふわっと昇るようになった。弓の神経質なところはほとんどなくなり、とても扱いやすくなった。この個性的な弓の真価をやっとつかめてきたのだろうか、うぅむ。弘法筆を選ばず、道具じゃない心だ、と思いたいが、こういうことがあると道具だなぁ・・・、と思う。帰宅してから久しぶりにアルペジョーネ・ソナタをさらった。

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