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2013年11月27日 (水)

20年以上の月日が

ショスタコーヴィチの13番、昨日からリハーサルにソリストが(バスのニコライ・ディデンコ)、今日から男声合唱が加わった。すべてのパートが揃い、ようやくどんな曲か見えてきた。
歌詞はソビエト連邦の問題に強烈な皮肉で迫った、詩人エヴゲニー・エフトゥシェンコによるもの。作曲の1962年当時、よくこの内容で発表したものだと思う。ショスタコーヴィチは命がけ、少なくとも作曲家生命を失う危険は充分覚悟の上だったのではないだろうか。

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今回の字幕・言語指導は一柳富美子さん。僕が19歳の時に参加した霧島音楽祭、チェロのクラスはモスクワからきたナターリャ・シャホフスカヤ先生、通訳が一柳さんだった。シャホフスカヤ先生のレッスンは緻密で素晴らしいものだったけれど、厳しさに音をあげそうだった。当時経済学部2年生で将来を迷っていた僕は、このレッスンから尻尾を巻いて逃げ、名古屋大学サイクリング同好会の一員として、例えば北海道一周、という大学生活もあるなぁ、と思ったりした。

今日20数年ぶりに一柳さんに挨拶をし、あの時の霧島が僕のターニングポイントでした、と話しをした。あの夏やはり霧島で、音楽の道へ背中を押してくれた田中雅弘さんと、今回の演奏会は同じプルトに座る。20年以上の月日が一気に引き寄せられるようだった。

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