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2013年12月28日 (土)

「自分の物語を」

本当は昨日は、あの映画に行って、あの展覧会にも行って、写真のプリントも受け取り、と楽しみにしていたのに、風邪気味で断念。修理の終わった旅行カバンを受け取りにだけ外出した。
引っ張る度にすり減った車輪がしゅうしゅう音をたてていたのが、こわいくらい静かでよく回る車輪に替って戻ってきた。内装部品も一部交換してもらい、ばっちりの状態になった。
この金属製のカバンは30歳の時、20年使うつもりで奮発した。30歳の時の20年後、なんて未来永劫やってこない気がしたけれど、なんとまぁ、その20年後まであと7年になってしまった。光陰矢のごとし。随分いろんなところを旅をしてきたカバンだ。うれしかったことも、くたくたになったこともあった。あと10年は一緒に仕事してくれるだろうか。

Kaban_2

仕事道具と言えば、楽譜に書き込みをする鉛筆も大切な道具だ。見やすく消しやすいことから濃い鉛筆を使う。ぱっと書きやすいように、少し短くなったものの方が具合がいい。僕が気に入っているのはお絵かき用の太い鉛筆。ずっと使ってさすがにちびてきたので、これは今年でお疲れ様、ということにした。それで、引き出しを探したら、過去の使い終わったちび鉛筆がたくさん出てきた。僕は片づけられない人間だ。

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先日J-WAVEで放送された沢木耕太郎さんの番組で、著書「月の少年」を読んで感想文を送った小学生への、沢木さんからの返信が紹介された。その中から、

『・・・これからも多くの人の様々な本を読み、それについての感想を書き留めておくことをすすめます。多分、どんな勉強より大事な何かが身につくことになるでしょう。でも世界は書物の中だけにあるものではありません。いつの日にか、広い世界に歩み出し、自分の物語を生み出してください。それは何も、書くという事につながらなくてもいいのです。自分の人間としての背丈を高くしてくれる経験を積むこと、それもまた自分の物語を生み出す、ということでもあるのです。
 もう少し大きくなったら、今回僕が送った本を読んでみてください。扉に書いたのは「in your own way」という言葉です。あなたのやり方で、という意味です。何事も自分のやり方でやればいいのです。ゆっくりと、あせらず、一歩一歩。・・・』

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