« 強いるのではなく | トップページ | 「失敗しても」 »

2014年1月15日 (水)

いつものホールで

ゲネプロの後、恵比寿へ。(N響は夜の演奏会でもゲネプロの開始が早い)
まずラボテイクで現像を受け取った。撮った画像をすぐには見ることができないのは、言うまでもなくフィルムカメラとデジタルとの大きな違いの一つ。これは短所にしか思えないけれど、今年の正月に撮った写真を今日見て、その待つ時間はなぜか大切な気がした。

それから東京都写真美術館3階の「植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ」展へ。
・・・・・。確かに「写真であそぶ」という副題がついてはいる・・・・・、道楽にしか見えなかった。お前の目は節穴か、と言われるかもしれない、それにしても気の抜けた展示だった。もちろんクーデルカのような写真家が全てではないとしても、近代美術館での写真展があの力の入りようだったのに対し、写真美術館の写真展がこれでいいのだろうか。

がっかりした後、地下1階の「高谷史郎 | 明るい部屋」展へ。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-2023.html
参考展示として、ウィリアム・クラインやケルテス、アヴェドン、アウグスト・ザンダー、・・・、幾人かによる写真があった。やっぱり写真は力を持つもの、と思った。他は様々な方法の展示が。全周魚眼レンズを使い360度全天を撮ったビデオ・インスタレ―ションは、自分の部屋に置いてみたいと思った。一見して鏡とわかる「mirror type k2」(光学ガラスによるナイフエッジ45°直角プリズム)は、いったい何が普通の鏡と違うのだろうと、映る自分の顔をしげしげ見た。左にあるほくろが左の顔に、右にあるシミが右にある!左右がひっくり返っていないのだ。そうか、僕はこんな顔なのか。

夜はサントリーホールで本番。以前ブルックナーの9番を弾いた時、フレーズとフレーズが関係を持たず、曲の中で何度も音楽的断絶があり、それが腑に落ちなかった。今日は流れがつながっていた。いつものホールで違うオーケストラ、初めての指揮者、違う聴衆。新鮮な夜だった。

« 強いるのではなく | トップページ | 「失敗しても」 »

映画・展覧会」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事