茶目っけたっぷりに
これまで何度も読み始めては挫折し、を繰り返してきたアンナー・ビルスマの「Bach,The Fencing Master」を、2月に横浜でバッハを弾く前に何とか読んでしまおうとしている。うまく意味をとれない時があるのだけれど、そういう時は気にせず先へ進むことにした。ビルスマのふわっと柔らかく自由な心が見えるようで、楽しい。これはこうするもの、あれはあぁするもの、という常識の罠がない。「僕はこう思うけれど、君はどうかな?」と茶目っけたっぷりに投げかけられているようだ。
バッハの分析や自由な文章の間に時々練習の仕方が書いてある。この分厚い本を持ち歩かなくてもいいように、書き出してみた。左手の練習で、指の幅を広げるものはよくある。一方、ビルスマは縮めることの提案もしている。おもしろいなぁ。
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