「旅人は夢を奏でる」
あの大雪で観に行けなかったミキ・カウリスマキ監督の映画「旅人は夢を奏でる」へ。
http://www.alcine-terran.com/tabiyume/
人生はこれくらいいい加減な方が、と思いながら見ていると、きちんと締めてくる部分もある。その描き分けが見事だった。シューベルトのト長調のピアノ・ソナタ(D894)をはじめとして、音楽の使い方もよかった。今そのソナタを聞きながらこの日記を書いている。ところで、フィンランド語は「キィートス」(ありがとう)以外まったく分からなかった。
先日観た大作「ゼロ・グラビティ」は迫力があってよかった。いっぽう「旅人は夢を奏でる」(「ROAD NORTH」が原題だろうか)がアカデミー賞の作品賞にノミネートされることはなかったかもしれないし、上映されている渋谷の小さな映画館はがらがらだったけれど、心に残る映画だった。
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