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2014年2月25日 (火)

「あの角を曲がったらきっと」

昨日はチェロを弾かなかった。今日も仕事は休み、連休は久しぶりだ。少しチェロを弾いてから、ふらりと原美術館へ。少しだけ春らしくなった日差しの下、美術館内のカフェ・ダールでゆっくり昼を食べ、「ミヒャエル・ボレマンス:アドバンテージ」展を見た。http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
何が良いのかはわからなかったけれど、よかったなぁ。

それから六本木へ。禅フォトギャラリーで西村多美子「しきしま」写真展を見(とてもよかった)http://www.zen-foto.jp/web/html/exhibition-current.html
同じ建物の上の階にあるワコーワークスへ。ヴォルフガング・ティルマンス「Affinity」展。http://www.wako-art.jp/top.php
斬新な視点はおもしろかったけれど、プリントにはものすごい値段がついていた。はて。

2月24日の日経夕刊には、現在沖縄県立美術館で写真展(「森山大道 終わらない旅 北/南」)が開催されている森山大道さんの記事が掲載された。その中から。

『僕のスタンスは今も昔も同じ。流れ者の視線で、目に見える表層だけを撮っている。いくら心情や美学を込めてもそんなものは写らない。表層がすべてというしたたかさが写真にはある』

「昨年の撮影は4回にわたって行われた。車で島内を回り、『野良犬や野良猫のようにほっつき歩きながら』撮っていく。シャッターチャンスを狙って一つの場所で待つことはしない。『待つというのは予定調和なイメージを期待すること。そうじゃなくて撮るべき一瞬に自分から出合いに行く。あの角を曲がったらきっと面白いものがあるはずだ、といつも考えて歩いている』

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