「内なる声に」
まず明後日から始まるブルックナーの1番と、同じ日にリハーサルの始まる弦楽四重奏の新曲の譜読みを。すでに2番から9番まで弾いたブルックナー、1番は大丈夫だろうと勝手に思っていた。ところが。不覚だった、1番は難しい。
映画「ドストエフスキーと愛に生きる」へ。http://www.uplink.co.jp/dostoevskii/
84歳の翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーを追ったドキュメンタリー。戦争に大きく影響された彼女の人生は重い。翻訳家だから当然なのかもしれないけれど、本当に言葉を大切にする人だった。「自分の内なる声に従って」という言葉が印象的だった。
初めて行った渋谷アップリンクは映画館らしくない映画館だった。その自由で小さな感じは好きだった。空席が目立つより、このくらいの規模で興行するのが現実的でいいのかもしれない。
夜は、僕としてはとても珍しいことに、若い人たちに誘われて東京ディズニーランドへ。この前ディズニーランドに行ったのは30年近く前になる。秋、一緒に東ドイツへの演奏旅行に行った東京の友人たちに再会するため、高校受験が終わってから上京した、その時以来。あの日冷たい雨が降っていて、僕は風邪をひいたのだった。
2014年の今日、朝から遊んでいた若者たちは最後まで元気だった。若いって、素晴らしいなぁ。
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