休園日はきっと
休みの日にも上野に行くのはなんだか気がきかないけれど、上野動物園へ。動物たちの顔が見たくなった。
僕たちは動物を見に動物園に行く。でもそれ以上に動物に見られている気がする。動物たちはものすごく人間を意識しているように見える。
休園日はきっと、緊張感なくぐずぐずしているのでは、と思ったりする。
動物園の後は、銀座リコーイメージングスクエア銀座へ。写真展「Landscape」。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareginza/schedule/event_detail_11.html
フランコ・フォンタナの写真を見るのは初めて。やっぱりフィルムで撮った写真はいい。粒子の感じも、今のデジタル画像を見なれた目にはかなりくすんで見える発色も好きだった。
夜は明日から始まるラフマニノフの1番の譜読み。2番の交響曲は弾いたことがあった。ふむ、1番。終楽章に2箇所ちょっと理不尽なところがある。バスでも旋律でもなく、間を埋める役割だ。ラフマニノフのチェロソナタを弾く時、どのピアニストも悲鳴をあげる。その気持ちが少しだけわかる気がした。演奏会の前半はストラヴィンスキーの小組曲第1番、ヴィラ・ロボスのモモプリコシ、知らない曲ばかりだ。
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