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2014年5月 6日 (火)

大幅値上げ

今日はチェロを弾かない日。
仙川で散髪してから海へ、のつもりだった。もちろん鞄にはカメラが入っていたのだけれど、小雨混じりのうす寒さに気持ちがくじけ、頭がさっぱりしてから新宿の大きな本屋へ。何の制約もなしに書棚から書棚へとさまよう時間は至福だった。

カメラマガジン5月号の表紙は田中長徳さんの写真。伝説のレンズ、ホロゴンとフィルムの組み合わせで撮られたポルトガルは、僕の知っている長徳さんの写真の中で一番好きかもしれない。
http://www.sideriver.com/ec/products/detail.php?product_id=18763
その写真の少し後には、デヴィット・シーモア撮影のオードリー・ヘップバーン(1956年)が載っている。何も言いようのない素晴らしさだ。

3月から最新のデジタル一眼レフを使ってみて、予想通りの便利さと高性能だった。抜群の高感度とフィルム交換不要の良さは、舞台写真はもちろん、例えばきっと水中写真には圧倒的だろうと思う。でもやっぱりフィルムがいい、と思った。理屈ではなく、好きなものは好きだから仕方ない。

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その気持ちが高まったところで、コダック製品大幅値上げのニュースを聞いた。
http://www.nationalphoto.co.jp/1F/kodak_news_06.htm
・・・・・。トライX(定番の白黒フィルム)が1本千円近くに。僕が写真を始めた頃の3倍の値段だ。フィルムで写真を撮ることは希少で高価なものになるということか。ちゃぶ台をひっくり返したくなった。

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