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2014年6月13日 (金)

作品70の2

先日、時間をやりくりして品川のキャノンギャラリーSへ。「鬼海弘雄写真展:INDIA 1982-2011」
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/kikai-india/index.html
鬼海さんは浅草で撮ったポートレートの印象が強かったけれど、インドの写真も素晴らしかった。忘れられない強いまなざしがいくつもあった。いったいどうやってこの人たちを撮ったのだろう。そして、画面の隅々に目を凝らすと、驚くような出来事が写っていることがあった。もし僕がのこのこ出かけて行ったら、あっという間にお腹を壊してしまいそうだ、でもインドはすごそうなところだ。(16日まで)

同じギャラリーの上階では「ナショナル ジオグラフィック 写真で見る125年の歴史」展が。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/nationalgeographic-125/index.html

021

アルペジョーネを弾く日、ベートーヴェンのピアノ三重奏も弾く。今日その最初の練習があった。
有名な「大公」や「幽霊」ではなく、「幽霊」と双子の、もう一曲の変ホ長調のトリオ。「幽霊」は作品70の1で、こちらは作品70の2だ。
世の中に知られていない、あまり演奏されない名曲は数多くある。この曲はその筆頭ではないだろうか。理由はきっといくつもあって、一つには曲の感じやテンポが中庸だからでは、という話しになった。「幽霊」は二長調ではなばなしく始まり(「幽霊」と思って聴くと、ひっくり返りそうになる。ゆっくりな第2楽章が命名の由来のはず)、活発な感じは演奏会向きかもしれない。
久しぶりに作品70の2を弾いて、幸せだった。同じ時期に作曲された三重協奏曲にモチーフの使い方が似ているし、十六分音符の組み合わせ方からは、ラズモフスキーの1番を連想した。響きは「皇帝」を思わせる時がある。ベートーヴェン中期の、充実した音楽と同時に、後期の人間離れした透明感も見え始めている気がする。
曲の性格をよく現わしているのは第3楽章、3拍子で書かれた変イ長調のアレグレットだと思う。その魅力的な旋律はヴァイオリンで始まりピアノに受け継がれ、何度も繰り返されるけれど、残念ながらチェロは一度も弾かせてもらえない。
(演奏会の予定をご覧下さい。http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/ensoukai.html

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