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2014年6月 3日 (火)

堅固な土台を

ブラームスのピアノ四重奏をもっと聴きたくなり、CDを買いに出かけた。バリリ四重奏団とイエルク・デームスのピアノに興味があったのだけれど(デームスが若い時の演奏だろうか)、今は手に入らないようで、ボザール・トリオにヴィオラのトランプラーが加わったCDを求めた。

40年前のデッカの録音は、演奏も録音の音質も素晴らしくて驚いた。どのように演奏しているか、手に取るようにわかる。ピアノ四重奏は楽器間のバランスが難しいと思う。でもこの録音はプレスラーのピアノが堅固な土台を作り、4人が一体となっている。

先日弾いたシェーンベルクの編曲は時々腑に落ちないところがあったけれど、原曲を改めて聴き直すと、シェーンベルクがこのピアノ四重奏をどう考えていたかわかるようで、おもしろかった。

ボザール・トリオをカザルスホールで聴いた時のことを思い出した。
(2010年2月13日の日記をご覧ください。http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-1b69.html
その時はピアノの音が大きくて、チェロを弾く身として、チェロは聴こえにくいなぁ、と思ったのだけれど(ピアノ四重奏の録音と弦のメンバーは異なる)。

少し前、FMをつけたらベートーヴェンの三重協奏曲が流れていて、抜群に素晴らしいチェロに(ヴァイオリンは力み気味だった)、これはいったい誰だろう、と思ったら、メネセスだった。しかもメネセスがメンバーになっていた時のボザールトリオだった。

ところで、ブラームスの2番のピアノ四重奏があまり演奏されない理由の一つがわかった。演奏時間が長いことではないだろうか。第1楽章の素晴らしさは特筆すべき、と思うのに。

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