重くなってしまった心が
今日は休み。住宅街の小さな美術館、熊谷守一美術館へ。
http://kumagai-morikazu.jp/
熊谷守一の油絵は知っていたけれど、書や墨で描いた絵も自由で素晴らしかった。6月の湿気で重くなってしまった心が軽くなった。
毎月20日はカメラや自転車雑誌の発売日。よほどのことがない限り本屋に行って、数ある雑誌を吟味する。もうすぐ発売されるカメラがおもしろそうだ。
http://photo.yodobashi.com/sigma/imp/dp2q.html
いずれにしても、先日の物欲大爆発でとっくにカメラ資金は枯渇している。ふぅむ。
自転車であちこち走り回ってからピアノを弾いたら、僕のよちよちピアノでも、やはり軽く指が動いた。今月はよくチェロを弾いていて、でもちょっと行き詰っていた。音楽と関係ない何かをすると、何かに作用して楽に楽器が弾けるようになるらしい。人間は不思議。
楽器をさらうことは、「巨人の星」のように肉体を限界まで追い込むことではなさそうだ。しばらく楽器を弾かないと、楽器を弾く手が他人の手のようになるのは、「楽器を弾く筋肉」が衰えるのではなく(おそらくそんな筋肉は存在しない)、楽器を弾くための頭の中の回路が細く、あるいは途切れてしまうからだと思う。さらうとは、できなかったことをできるようにするとは、身体の動きを司る頭の中の何かを、上手につないであげる作業だと思う。
« 「それはチェロですか?」 | トップページ | 2度と見ることのできなかった »
「音楽」カテゴリの記事
- " the best thing in the world "(2025.02.01)
- ショスタコーヴィチの8番(2024.12.30)
- シェーンベルク、長三和音、短三和音(2024.12.15)
- 音楽のたたずまい(2024.11.11)
- 人懐こい猫がいたら(2024.09.20)
「映画・展覧会」カテゴリの記事
- 役所広司さん、シュタルケル、F.P.ツィンマーマン(2023.06.12)
- 12月の日経新聞から(2021.12.31)
- ソール・ライター(2020.01.10)
- 虫展(2019.09.18)
- 各駅停車の旅 その4(2019.09.08)