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2014年9月 9日 (火)

空や海が

2年ぶりに葉山の神奈川県立近代美術館へ。「いろ うごき かたち アートをめぐる夏の冒険」展。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2014/iro_ugoki_katachi/index.html
ちょっと遠いけれど、来るとやっぱりここは好きな場所と思う。展示室の所々から空や海が見え、マティス、モンドリアン、カンディンスキー、それから、知らなかった幾人もの作家の素晴らしい作品に接することができて楽しかった。

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展示を見終わってから、同じ近代美術館の鎌倉別館では「ベン・シャーンとジョルジュ・ルオー」展が開かれていて、しかもベン・シャーンが「マルテの手記」に基づいて描いた24の作品が、と知り、思わず足を伸ばした。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2014/shahnrouault/index.html

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鎌倉別館は初めて。小ぶりな建物の中に24枚の版画はあった。素晴らしかった。あの言葉がこういうイメージになるんだ、と思った。その版画集「一行の詩のためには・・・」のベン・シャーンによるあとがきの抜粋から。

『私は28歳で、ちょうどパリに着いたばかりでした。セーヌ川沿いにならぶ本屋の一軒でこの本「マルテ・ラウリッツ・ブリッゲの手記」を手にとるまで、ライナー・マリア・リルケの名前を聞いたことは、おそらく一度もありませんでした。私はこの著者の目を通して、パリにだけではなく、人生そのものの門をくぐったのです。この手記が始められたとき、マルテ・ブリッゲはパリに着いたばかりで、そして彼も28歳でした。この若者が、ほとんど自分であるかに思えたのです。・・・』

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