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2014年10月24日 (金)

心が軽く

弁当屋の前を通ったら人懐こい猫が寄ってきた。

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今日のゲネプロは午後から。朝、重野さんのところに行き、弓の毛替えと、このところ生傷の絶えなかった楽器 (本番で力が入り弓の毛箱が表板の縁に、ピチカートの右手が表板に、指板から左手が落ちて表板に、それぞれ激突。あぁ、職業音楽家にあるまじき雑な・・・) のニスを補修して頂く。気持ちが落ち着いた。

先日観たのは映画「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」(原題「Bloody Daughter」)。http://www.argerich-movie.jp/
舞台で見るアルゲリッチには、とにかく豪快な人、という印象を持っていた。ところが、三女ステファニーがカメラを回し監督を務めたこの映画では、素敵な、素の顔が見える。演奏だけでなく、アルゲリッチ本人や3人の娘、それぞれの父親の人生も描かれ、音楽に興味のない人がある家族の映画として観ても、音楽映画として観ても、経験を積んだ職業音楽家が観ても、それぞれに深く入ってくる言葉や仕草があるのではないかと思う。
あまり一般的とは言えない人生を歩んだアルゲリッチとその家族を見て、こんなに自由な心の有り様でいいんだ、と思った。同時に、やはりその基にあるのは深い愛情だと感じた。励まされ、心が軽くなるようだった。

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