« 雨の釣り | トップページ | 心が軽く »

2014年10月21日 (火)

はがねのような強さと

昨日20日の都響定期演奏会のソリストはスティーヴン・オズボーン。プログラムは、ユーモアと、おそらくそれ以上の技巧にあふれたブリテンのピアノ協奏曲だった。オズボーンは、はがねのような強さと、柔軟性と、静かな集中力を持ち、見事だった。ソリストはこうありたい、と思った。

今日は映画へ。「アンナプルナ南壁」http://7400-movie.com/
2008年、標高7400mで動けなくなったスペイン人登山家を救うために様々な国籍の登山家12人が動いた。その時の映像と、インタビューで構成されたドキュメンタリーフィルム。素晴らしかった。なぜ山に登るのか、なぜ自らの危険もかえりみず救出に向かうのか。観終わって劇場の外に出ても、長い時間ぼんやりしてしまった。僕はしっかり生きているだろうか。目の前にあるたくさんの様々な事柄に気を取られ、見えなくなっていたことがあった。

映画に出てくる登山家たちの言葉がとても印象的だった。

『「大自然の中を歩きたい」最初はそれだけだった。孤独を求め山に魅せられたんだ。"登山"という言葉の延長線上にあるもの ―。それは限界との闘いだ。高い山に登ると焼けるような筋肉の痛みや寒さや空腹、疲労などに苦しめられる。問題は、その辛さとどう向き合いどうやり過ごし、受け容れ、不快を快適に変えるかだ。山は力業で登るのではない、心で登るんだ。人は日々メディアによる情報攻撃にさらされている。現代社会で人々は急き立てられるように生き基本に立ち返る時間がない。・・・・・』

« 雨の釣り | トップページ | 心が軽く »

映画・展覧会」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

  • (2017.08.21)
  • (2017.08.25)
  • (2017.07.11)
  • (2017.06.17)
  • (2017.04.24)