« 怪しい気配は | トップページ | のびやかで自由で »

2015年1月11日 (日)

期待通りの

CDプレーヤーを修理に出してから、LPレコードのシステムを聴かせてもらった。「SOMETHIN' ELSE」というアルバム(僕はCDで持っている)からは、音が出る直前の息づかいまで聴こえてくるようで、期待通り予想通りの素晴らしさだった。高嶺の花のLP12というプレーヤー、いつかと思った。

それからソニーイメージングギャラリー銀座のサンジット・ダス作品展「The Mighty River ~生命の川」へ。http://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/150109/
写っている人たちの、そしてそれを撮影するサンジット・ダス本人の真摯なまなざしに、思わず見入った。
ギャラリーからソニーのショールームに降りてきたら、興味深い動画が上映されていた。鳥になると世界はこう見えるのだろうか。https://www.youtube.com/watch?v=QwNc0SFIp-o

さらに新宿コニカミノルタギャラリーで開かれているアート・ウルフ写真展「EARTH IS MY WITNESS」まで足を伸ばした。http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2015january/artwolfe/index.html

001

毎日新聞日曜版連載、藤原帰一さんの「映画愛」、1月11日の文章から。

『とはいえ、映画に発見を求めるのは邪道なのかも知れません。2時間ほどを幸せに過ごしたい時、既製観念を塗り替えるイメージなんて煩わしいではないか。実際、・・・・・などのアカデミー賞受賞作品を並べても、新しい表現はどこにもない。「オリバー・ツイスト」の舞台をインドに変えたり、王様を吃音にしたり、映画から台詞を取り除くなんて工夫はあっても、基本はごく古風なドラマです。その保守性があればこそアカデミー賞を受賞したんでしょう。
 それに文句はありません。文学だって芥川賞より本屋大賞が注目を集める時代、映画にアートを求めるのは時代錯誤なのかも知れない。でも、それだけではちょっと寂しい。やはり新しい表現を見たいからです。』

『予定調和を排して安眠を奪うのがアートの特徴でしょう。「6才のボクが、大人になるまで。」が今年のアカデミー賞有力候補とされるのも絶対安全地帯の映画に食傷したアメリカを反映しているように思います。時代錯誤かも知れませんが、これからも眠らせてくれない映画を探していくことにいたしましょう。』

« 怪しい気配は | トップページ | のびやかで自由で »

映画・展覧会」カテゴリの記事