明日も
昨日は久しぶりに江ノ島へ。思いの外あたたかく、寒さで真ん丸になった猫はいなかったけれど、海風をたくさん吸い込み、猫たちにも遊んでもらえて楽しかった。
このところの江ノ島のにぎわいは大変なものだ。でも僕には以前のひなびて、人懐こい猫のたくさんいた江ノ島が懐かしい。
今日は少しさらってから銀座へ。まずキャノンギャラリーの三澤 武彦写真展「もうひとつの結婚式」http://cweb.canon.jp/gallery/archive/misawa-wedding/index.html
花嫁花婿と、それを囲む様々な人々の姿に共感を覚えた。良かったなぁ。(明日まで)
そして、シャネルネクサスホールのマルクリブー写真展「Alaska」http://www.chanel-ginza.com/nexushall/2015/marc/
を見てから、銀座メゾンエルメスへ。「ゲート」 モニカ・ソスノフスカ展 http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/#1
、うーん、これを「アート」と言うのだろうか・・・。
さらにライカギャラリーで開かれているハービー山口写真展「Wetzlar」へ。http://www.herbie-yamaguchi.com/
いきなり見えるクーデルカのポートレートが好きだった。
帰り道、ラボテイクに寄って、江ノ島で撮ったフィルムの現像を受け取った。長く使っていなかった古いカメラで撮ったフィルムは、はたしてとても良く写っていた。僕が撮るような趣味の写真は、最新のデジタル一眼レフよりも、フィルムを惜しんで1枚1枚丁寧に、単体の露出計で光を計りながら(つまり、おそろしく時代遅れな作法で)撮る方が、腑に落ちるのかもしれない、と思った。実は昨年からずっと大口径の50ミリレンズが欲しいと思っていたのだけれど、昨日使った古い50ミリも、濃く柔らかい描写が実に心地良かった。大事に使おう。
帰宅してまた少しさらってから、以前聴いたのがいつか覚えていないくらい久しぶりに、ヨハンナ・マルツィの弾くシューベルトやバッハを聴いた。弦楽器のぬくもりは素晴らしいと感じたし、やっぱりこの人のヴァイオリンは好きだと思った。自然な楽器の鳴り方、それを実現する弾き方が目に見えるようだった。
明日もいい練習をしよう。
「音楽」カテゴリの記事
- ショスタコーヴィチの8番(2024.12.30)
- シェーンベルク、長三和音、短三和音(2024.12.15)
- 音楽のたたずまい(2024.11.11)
- 人懐こい猫がいたら(2024.09.20)
- 5月18日のプログラムノート(2024.05.17)
「映画・展覧会」カテゴリの記事
- 役所広司さん、シュタルケル、F.P.ツィンマーマン(2023.06.12)
- 12月の日経新聞から(2021.12.31)
- ソール・ライター(2020.01.10)
- 虫展(2019.09.18)
- 各駅停車の旅 その4(2019.09.08)