時の流れに
昨日は7日に第一生命ホールである「うきわねこ」公演の、朗読が入った最初のリハーサルがあった。
場面ごとの選曲や、音楽と朗読が重なっているときの音楽のフレーズと台詞の意味の関わり方が見事だった。こんなに凝った作りになっているとは知らず、ただハープの吉野さんに脱帽。
(2月6日の日記をご覧ください。http://ichirocello.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/37-accc.html)
昼前、亀有の商店街を歩いていたら、突然放送でバッハのゴルドベルク変奏曲が流れてきた。驚いたけれど、謎がはらはらと解けていくようだった。
昔よく聴いたこの曲は、名曲だから名盤だから、という理由で聴いていた気がする。でも今日亀有で、はからずも耳に入ってきた時、初めて本当の姿が見えたようだった。
午後は新美術館での「ルーヴル美術館展」へ。http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/louvre2015/index.html
最近足を運んでいたのは写真展や現代美術ばかり、絵画らしい絵画を見るのは本当に久しぶりだった。心踊るような絵がいくつもあった。その絵の前に立つと別の時の流れに入るようだった。
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