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2015年8月16日 (日)

柔らかな


近所の公園を散歩したらツクツクボウシの鳴き声がだいぶ大きくなっていた。

東京都現代美術館のオスカー・ニーマイヤー展へ。http://www.mot-art-museum.jp/sp/exhibition/oscar-niemeyer.html
もちろんニーマイヤーの手掛けた壮大な事業を館内に持ち込む訳にはいかないから、模型や写真、映像、スケッチでたどることになる。おもしろかったけれど、もう少しその大きさが実感できるような展示の仕方があるような気も。

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先日ラジオをつけたらたまたま、柔らかなユーモアあふれる関西弁で実に興味深く植物のことが語られていて、思わず聞きいった。残念なことにそれがその一連の放送の最終回で、しかも再放送だった。
調べるとご本人の著書は多数あり、その中で手にとったのは田中修著「植物はすごい」。なぜ「ダイコン頭、ゴボウ尻」なのか、なぜシシトウは辛かったりそうでなかったりするのか、など期待に違わずおもしろかった。

本棚で20年近く読まれずに眠っていたのが「柳宗悦随筆集」。その中から。

「想うに吾々の焼き物に真に美しい品が稀なのは、美しさと醜さが分かれてしまって以後の世界で出来るからではないでしょうか。断えざる葛藤がその間にあるのです。それ故、わずかの天才だけが、この艱苦に堪え、勝利を得るのです。しかしインディアンの焼物は少しもそんな天才を要しません。別に天才の必要のない境地で、凡てをこしらえてしまうのです。いわば醜さなどのない世界、つまり醜さが現れる以前に出来上ってしまうのです。それ故個人の差異などは別に問題となりません。ですから、誰が何を作り何を描いても、皆救われてしまうのです。」

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