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2015年10月28日 (水)

最近の新聞から

10月25日の日経新聞に掲載された多和田葉子さんの「アテネへの旅」という文章から。

「家は相続の対象にもなる。わたしの場合は相続するとしたら家ではなく、何十冊もの岩波文庫だろう、と言って、持って行ったソポクレスの「コロノスのオイディプス」を見せ、始めの部分を日本語で朗読すると、「アンティゴネ」とか「オイディプス」という名前が聞き取れるのか、観客の間に笑い声が起こった。
 わたしが言いたかったのは、死んだヨーロッパ人は生きているヨーロッパ人と同じくらい大切だということだった。古代ギリシャ人の書いた本を読んでわたしたちが新しい世界を考え出すことができれば、偉大な死者たちは成長を続ける。経済は永遠に成長し続けることができるものなのかどうか分からないが、死者は成長し続ける。」

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また、10月28日日経新聞夕刊、テニスのスタン・バブリンカの記事にはサミュエル・ベケットの言葉があった。

「試してみたら失敗した。それがどうしたというのだ。もう一度試せ。もう一度失敗し、よりよく失敗するのだ」

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