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2016年3月 1日 (火)

2月29日日経新聞夕刊に掲載された山田洋次さんの記事から。

「いつだって喜劇を作りたいと思っている。観客が大笑いしてくれる映画は夢だよ。お客さんだってそういう映画を見たいんじゃないかな。でもできない。日本映画もアメリカ映画もテレビドラマも文学もみな深刻になってしまった」
「社会の奥にメスを入れる映画も大事だけど、作り方としては楽なんだ。ふっと一息ついたら、滑稽な人間たちがいて、思わず笑って、人間性を回復していく。そういう映画の方がはるかに難しい」
「窮屈で不安と危機感に満ちた時代だからこそ、笑える映画を作らないといけない。緊張をあおるのではなくて、ユーモアを交えながら話し合おうじゃないかと。でもそれがなかなかできない」
「楽天的になるのは難しい時代だ。でも楽天的でないと喜劇はできない。喜劇とは、くだらないジョークでなくて、人間ってなんて愚かなんだろうと思ってつい笑ってしまうもの。それを作るには人間をちゃんとわかってないといけない」

また先日、ふと入った本屋で見つけて、あっという間に読んだのは野村克也著「凡人の強み」。おもしろかったなぁ。野村監督のボヤキがよくメディアに乗っていた頃、それを聞くために夜のスポーツニュースを見ていたことを思い出した。

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