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2016年9月29日 (木)

「アスファルト」

とうとう、やっと、映画を観た。そういう気持ちを持って映画館を出た。「アスファルト」http://www.asphalte-film.com
舞台はフランス、郊外の団地。殺風景なはずなのに、画面は青く美しく、音や音楽の扱いもいい。そして何より人の心の動きが見えるようだった。観終わって、あぁこれは映画でなくては表現できない世界だった、と気付いた。

先日の都響定期演奏会のソリストはオーギュスタン・デュメイでモーツァルトのト長調のヴァイオリン協奏曲だった。
オーケストラの編成が小さく、僕はゲネプロを客席で聴いた。デュメイが弾くモーツァルト、なんてあまり想像できなかったのだけれど、音楽の動きが手に取れるようだったし、色彩感にもあふれ、素晴らしかった。彼の強い音を近くで聴いたらきっと驚くと思う。彫りの深い表現はとうてい普通ではないけれど、でも彼のしていることは楽譜に書いてあるとおりだと思った。
それにしてもこれを書いたモーツァルトはいったい・・・。

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台風の過ぎた後、湘南の海に出かけた。

先日読んだのは古事記(池澤夏樹さんによる現代語訳) 。あまりのおおらかさに驚いた。現在の東京一極集中の日本に対し、当時の世界のとらえられ方や、その頃の言葉と今の言葉がどのようにつながっているか、様々に見えて興味深かった。例えば、「うるさい」を「五月蝿い」と書くのは、古事記にさかのぼることができる、と知って膝を打ちたくなった。
この夏、松本で読んでいたのはウンベルト・エーコ著「薔薇の名前」。中世イタリアの修道院を舞台にした緻密で壮大な伽藍のような小説は、息詰まる世界と展開だったから、よりいっそう、八百万の神が出てくる古事記のおおらかさにひかれたのかもしれない。

日曜夜のj-waveを聞いていたら("traveling without moving" http://www.j-wave.co.jp/original/travelling/)、Green Day の"wake me up when september ends"が流れた。ドラムスやベースの使い方が実に憎い。その歌詞から

"・・・・

Here comes the rain again
Falling from the stars
Drenched in my pain again
Becoming who we are

As my memory rests
But never forgets what I lost
Wake me up when september ends

Summer has come and passed
The innocent can never last
Wake me up when september ends

・・・・・"

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