昨日までの3週間、都響にはダニエーレ・ルスティオーニが来ていた。プッチーニのオペラ「トスカ」が4公演、それから昨日の幻想交響曲。
とにかく元気で声も大きく、表現も大きく、指揮台の上で跳び跳ねる。本番中の集中力は見事だった。一方、実に人間くさく人懐っこく、君はそこでにこにこしていさえしてくれたら良い、とも思った。彼の朗らかな笑顔を見ていると、もっと人間はシンプルに喜び悲しみ、生きればよいのだ、と思った。33歳、うらやましい。
東京文化会館の地下には様々な団体の落書きがある。オーケストラピットの通路にも。