「シャガール 三次元の世界」
昨日は東京ステーションギャラリーで開かれている「シャガール 三次元の世界」展へ。http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201709_chagall.html
絵だけでなくシャガールの彫刻も、という企画だった。なるほどあの感じは立体にするとこうなる、彫刻でも絵のようにまぎれもなくシャガールだ、と思って見始めた。展示が進むにつれて彫刻の世界に魅了されていった。素材の石の形を生かし、大きく削ることなく平面的に彫られた人物からは、不思議なことに、見た瞬間にあたたかさが伝わり包まれるようだった。絵も言うまでもなく素晴らしい。いつも思うけれど、青、赤、緑、黄が印象に残る。よく知っているはずの色がとても美しい。展示を見ながら静かに満たされていく、それはきっと彼の人生が幸せだったのだろうと思う。いくつかの作品にはルオーやマティス、ピカソと共通する何かがあるような気がした。素人考えかなぁ。
(展示は12月3日まで)
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