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2017年11月16日 (木)

新聞が好き。コーヒーを飲みながらゆっくり新聞をめくる時間のある朝は幸せだ。晴れていればもっといい。休刊日や夕刊のない祝日は手持ち無沙汰でちょっとつまらないし、もともと朝に強くない僕はそんな日はなかなか調子が上がらない。広い紙面から宝物のような記事を見つけるのは楽しく、そうした記事は古風に切り抜いてとってある。僕が読んでいるのは日経新聞、でも大事にしまってある記事は経済面や社会面より、スポーツ面が多かったりする。あとはエッセイ。今年前半に掲載された多和田葉子さんの文章は毎週本当に楽しみだった。(日経新聞が今月から値上がりしたのは残念ですけれど)
11月14日の朝刊に掲載された為末大さんの文章から、

『心理学の実験で、難しい課題に取り組ませて、あきらめやすい人間の特性を調べたものがある。結果へのリアクションが大きい人ほど諦めやすい傾向にあった。
 リアクションの大きさは期待の裏返しだ。もう何回もやったからそろそろ成功させたい。そんな期待をしすぎる人は過去を振り返り、未来を見すぎる。だから失敗するたびに落胆し、諦めやすくなるのではないだろうか。
 不条理耐性がある人は、今ここを生きることができるのだと思う。物事は思い通りには進まない。いちいちショックを受けていてはやってられない。臨機応変に対応するには、目の前の瞬間に集中することが必要だ。
 スポーツ選手の多くが成功より失敗から学んだというのは、この不条理耐性を得られるからではないだろうか。』

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