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2017年12月26日 (火)

「雨の歌」

昨日同年代のある方から、以前○○で会ったことがある、と言われ、顔から火が出そうだった。ほとんど30年前、今でもろくでもない人間だけれど、その頃なんて本当に。でも思い返してみて、少なくともひたむきだったあの頃はちょっとだけまぶしく見える。

昨日の第九の舞台裏でブラームスのヴァイオリンソナタが聞こえてきた。
高校生の時、ブラームスをよく聴いた。特に3曲のヴァイオリンソナタと2曲のピアノ協奏曲。「雨の歌」と呼ばれる第1番のヴァイオリンソナタは作曲者によってチェロ用にも編曲されていて、何年か前その楽譜を手に入れ、音域の広さに驚いた。同じブラームスでもチェロソナタとは一つのフレーズの中での音の移動量がまったく違う。

今朝は珍しく早起きして、冬の抜けるような青空の下「雨の歌」を聴いた。高校生の時聴いていたのとおなじオイストラフの演奏だ。

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