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2018年5月13日 (日)

「チェロのレパートリーの限界に」

5月13日の都響演奏会はクラウス・マケラの指揮でシベリウスの1番など。フィンランド出身の21歳、絵に描いたような若さ、と言ってよいのか、はつらつとして颯爽として、一点の曇りも、迷いも、躊躇もなかった。見事だったと思う。チェリストでもある彼が、19歳の時にドヴォルザークを弾いている映像が動画サイトにある。そちらも素晴らしい。同じフィンランドの指揮者ハンヌ・リントゥもチェロを弾くはずだし、カザルスやロストロポーヴィチも指揮をした。彼らを見ているとルービンシュタインの自伝にあったバルビローリのエピソードを思い出す。

『二、三日して、私はスコティッシュ・オーケストラとブラームスのコンチェルト変ロ長調を演奏するためにグラスゴーへ向かった。指揮者はイタリア系の若いイギリス人、ジョン・バルビローリであった。チェロ奏者なのだが、多くのチェリストが感じるようにチェロのレパートリーの限界に失望して、指揮者として活躍するようになった人だ。彼とは最初から気が合った。音楽の理解も同じようであり、フレージングに関して互いに影響を与え合った。一度などは、目をつぶったままコンチェルトを演奏できた ­ 指揮者を見る必要がなかったのだ。・・・ジョンとは親友になった。』 

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