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2019年6月18日 (火)

6月10日

6月10日
ホテルから外に出る時は、いつも驚きがある。雨上がりの朝、陽の光の美しさは例えようがない。

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セーヌ川沿いを歩く。今日は祝日、老若男女問わず多くの人が川沿いを走っている。皆かなり本気だ。走るだけでなく、様々に体を動かしている。

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川の際を歩いたり、上の道路に出たり、橋に上がったりしながらノートルダム寺院を目指す。

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前回来たとき目にした自転車タクシーはほとんどおらず、電動キックボードが全盛だった。セグウェイどころか、サドルのない電動一輪車も見かけた(乗るにはちょっとコツが要りそう)。

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川沿いを離れ、冷たい小雨の下パッサージュ、ギャラリー・ヴェロ・ドダを探したら、休みで入れなかった。まぁこういうこともある。

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それからノートルダムに。すっかり柵で囲われ警備されていた。後ろ側から見ると特に、火事で失われたものの大きさを感じる。

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サン・ジェルマン・デ・プレ教会の近くにある老舗カフェへ。ドゥ・マゴは渋谷にもあるし、とカフェ・ド・フロールに入った。通りに面した席に座ると、店は行列ができるほど混雑し始めた。ギャルソンたちのきびきびした動きや、彼らの客に対する接し方を見ているのは楽しかった。隣の席に明らかに裕福な、常連らしい女性と二人の子供たちが来て、彼女たちが実に楽しそうに話をしている姿に、なるほどこう過ごすのね、と思った。一方、ここは物乞いも通る。

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後ろ側の席には、あまり行儀の良いとは言えない人たちがいて、彼らの連れが、今度は僕の前側の席が空いた時に座ろうとしたら、行列に並んでいた女性が来てはっきりとした英語で、ここは並んだ人が座るところであなたたちではない、と感情を交えずに言った。男はあっさり謝り、一件落着。お見事。
混雑するカフェ・ド・フロール、2階に上がるとがらがらだった。ボーヴォワールやサルトルもここに座ったのだろうか。

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ドラゴン通りを通ってボンマルシェ(百貨店)へ。自然光の入る館内は、感心するほど美しい服や雑貨の並べ方だった。食品売り場も同じ、すべての物がとても美味しそうに見える。ここで買った青リンゴ、美味しかったな。

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夕食後、少しだけ散歩する。

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