10月の日経新聞から
10月をふり返ってみる。
10月20日日経朝刊から、
『米ジョンズ・ホプキンス大によると、新型コロナウィルスの世界の累計感染者数が19日、4千万人を超えた。累計感染者数が3千万人を突破した9月17日から1ヶ月で1千万人増えた。新規感染者数は連日最多を更新する過去最悪のペースだ。』
10月6日日経夕刊から、
『世界保健機関は5日、世界人口の1割に当たる約7億8千万人がこれまでに新型コロナウィルスに感染したとの試算を発表した。
WHOや米ジョンズ・ホプキンス大の集計で確認されていた累計感染者数の20倍以上にあたる。試算の根拠は明かさなかった。』
10月25日日経朝刊から、
『米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると米国での新型コロナウィルスの新規感染者が23日、約8万3700人となった。1日あたりの感染者数としては直近のピークだった7月を上回って過去最多を更新した。感染拡大のペースは急加速しており、経済再開を阻害する恐れが強まっている。・・・・
ワシントン大の保健指標評価研究所は23日、2021年2月末までに米国の累計死者数が51万人を超える恐れがあると警告した。人口の95%が公共の場所でマスクを着用すれば、このうち約13万人の命が救えるとした。』
10月20日日経朝刊から、
『チェコとアイルランドは22日から2度目のロックダウン(都市封鎖)に踏み切る。欧州連合の加盟国で全土のロックダウンを再導入するのは初めて。欧州は新型コロナウィルスの流行の「第2波」で感染者が急増しており、他の国も追随する可能性がある。』
10月29日日経夕刊から、
『新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない欧州で、行動制限などの対策が広がってきた。フランスのマクロン大統領は28日、少なくとも30日から12月1日まで全土で外出を制限すると発表した。ドイツのメルケル首相も同日、11月2日から飲食店や娯楽施設などの営業を禁止すると発表した。』
10月18日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスのワクチンで、安全上の懸念から開発が足踏みしだした。9月末以降、米製薬大手ファイザーやモデルナが相次ぎスケジュールの遅れを発表した。米トランプ大統領が10月中の投与を求めるなど政治はスピード開発を促す。一方の製薬会社は副作用の徹底検証が不可欠だとして慎重姿勢を強めている。』
10月2日日経朝刊から、
『厚生労働省は新型コロナウィルス感染症のワクチンについて、国内の流通状況を一括で把握するシステムを開発する。・・・順調なら2021年前半からワクチン接種が全国で始まると予想されており、その前に稼働させる。』
10月23日日経朝刊から、
『米ハーバード大や英オックスフォード大などの公衆衛生の専門家グループは4日、経済活動や学校での学習を続けながら社会全体の抵抗力を強める「集団免疫」を形成すべきだという政策提言を発表した。・・・
重症化するリスクの大きい高齢者や持病を持つ人の感染抑制に注力すれば、若者らへの厳しい行動制限は不要だとの判断が背景にある。
一方で別の専門家集団は14日、提言への反論を英医学誌ランセットで発表。人と人との接触機会を減らす従来型の対策継続を主張している。
政策対応の「正解」がみえないなかで、冬が迫る。南半球のブラジルで平均気温が低い時期に新型コロナの感染拡大ペースが拡大したように、冬を迎える北半球でさらなる感染加速が懸念されている。それを示唆する研究もある。
香港大学の研究チームは4月、新型コロナは気温が低い方が感染力を保ちやすいとする研究成果を発表した。気温がセ氏37度なら2日で感染力を失ったが、同4度なら2週間以上保ったという。』
10月14日日経夕刊から、
『米ネバダ大の研究チームが、米西部ネバダ州の25歳男性が新型コロナウィルスに再感染したと発表した。米国での再感染の確認は初めてで、再感染が生じたとされる国・地域は世界で5例目という。人口の大部分が感染して免疫を得る「集団免疫」戦略に疑問符がついた格好だ。・・・
論文は2度目の感染がより重症化する傾向にも言及した。』
10月17日日経朝刊から、
『今年3月、英国発ベトナム行きの航空機に同乗した16人が新型コロナウィルスに感染する事例があり、10時間余りの飛行中に1人の乗客から広がった可能性が高い、との研究結果をベトナム国立衛生疫学研究所などのチームが、16日までに感染症の国際専門誌に発表した。
症状があった乗客が利用していたビジネスクラスの座席で感染が多発した。乗客がマスクをしていたかどうかは確認されていないが、チームによると3月時点では登場時の着用は推奨されず、普及もしていなかった。』
10月11日日経朝刊から、
『国立研究開発法人の理化学研究所は紫外線の照射で新型コロナウィルスを不活性化する技術の実用化に向け、電機や自動車などの大手企業と共同事業を進める。2021年夏に予定される東京五輪・パラリンピックの会場や交通機関などで利用をめざす。』
10月17日日経朝刊から、
『島津製作所と東北大学は16日、新型コロナウィルスの感染の有無などを呼気から判定できる技術を開発したと発表した。呼気に含まれる成分を約5分で採取し、島津の分析装置で解析する。鼻の奥から検体を採取する方法に比べ患者のストレスが少なく、結果を得るまでに約1時間で済む。』
10月15日日経夕刊から、
『ニューヨーク・フィルハーモニックは13日、2021年6月までの今シーズンの公演を全て中止すると発表した。・・・
21年6月13日までの全公演を中止する。州当局の指示に従ったもので、再開メドは示していない。米メディアによると20年8月通年の損失額は約1000万ドル(約10億5千万円)に上っており、NYフィルは声明で「開団以来最大の危機に直面している」とした。』
ドイツのオーケストラでチェロを弾くY君の、10月29日のメールから、
『前回のメールの後から、こちらの状況は急速に悪化してしまいました。
今日のドイツ政府の発表で、11月2日から30日まで、部分的ロックダウンが行われます。劇場での公演やコンサートは完全に中止だそうです。
10人までの集まりが許可されているので、室内楽のリハーサルや、せめてオンライン配信が可能かどうか、色々と調整に忙しくなりそうです。
音楽関係以外では、飲食業界はテイクアウトのみ、アマチュアスポーツはチームプレイ以外のみ許可、プロスポーツは無観客オンライン配信のみ許可、屋内プール閉鎖、遊興施設閉鎖などです。
私の住んでいる***の旧市街地地区は、外出時の屋外でのマスクの着用が義務化され、違反者には罰則が科されます。日本の光景に近づいた感じでしょうか。』
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