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2021年12月29日 (水)

楽器の中の空気

この秋、サントリーホールの舞台裏で都響スタッフのYさんMさんと雑談をしていた時、チェロは楽器が大きくて持ち運びが大変ですね、と言われ、いえいえ中は空で、ほとんど空気を運んでいるようなものですから、と答えたことから、ところで楽器の中の空気はどうなっているんだろう、という話になった。

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例えばコントラバス、いつものリハーサル室から演奏旅行に出て、また戻ってきた時、楽器の中の空気は入れ替わっているのだろうか、それとも元のままだろうか。空輸の際は気圧差があるので入れ替わるだろうけれど、9月は陸送で岡山と高知に行って帰ってきて、はたして楽器の中の空気は上野のままだろうか。
さらに、はく息に含まれる二酸化炭素は少し重いはずだから、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、いずれの楽器でも表板を伝わってf字孔から中に入り、中の二酸化炭素濃度が高くなっていたりしないのだろうか。

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吸い込んでしゃべると高くて不思議な声のするヘリウムガスを弦楽器の中に入れたらどうだろうか、そこに話が及んだ時、テューバのSさんが加わり、ヘリウムガスを吸ってから吹くと、確かに最初高い音がした、とのことだった。
もしかして弦楽器の中の空気をチューニングすることで音は変わらないか、そんな話をしたあたりで開演時間が迫ってきた。

冬場に乾燥を防ぐために楽器の中に入れるダンピット、ダンピットからどのように水分が蒸発し、内部の湿度がどう変化するのか、実は知らない。

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弦楽器の中の空気の話、おもしろそうです。どなたか取り組んでみませんか?こういう研究はイグノーベル賞の対象にならないかなぁ。

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