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2022年4月

2022年4月14日 (木)

3月の日経新聞から

3月をふり返ってみる。

3月12日日経朝刊から、
『世界保健機関(WHO)が新型コロナウィルスがパンデミックに該当すると宣言して11日で2年となる。変異型「オミクロン型」の感染はピークを超えたが、次の強力な変異型が現れる恐れは消えない。いつ社会を正常化するか、共存の模索が続いている。』

3月8日日経朝刊から、
『米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナウィルス感染症による死者が7日、世界全体で600万人を超えた。感染力の強い変異型オミクロン型が流行する中、100万人増にかかった日数は126日とペースは鈍化した。』

3月17日日経朝刊に掲載された英フィナンシャルタイムズの記事から、
『新型コロナウィルスのパンデミックを原因とする実際の死者数は、公表されている数の3倍に上る可能性があることが、新たな研究論文で明らかとなった。』

3月17日日経朝刊から、
『韓国政府は16日、新型コロナウィルスの新規感染者が始めて40万人を超えたと発表した。感染者数は今や欧米各国を上回り、世界最悪となった。』

3月19日日経朝刊から、
『米ジョンズ・ホプキンス大によると、17日時点の世界の新規感染者数(7日移動平均)は約179万人と2週間で2割増えた。感染力が強いオミクロン型が世界的に流行して1月下旬にピークをつけた後は減っていたが、3月に入って再び増加傾向に転じた。』
『新型コロナウィルスのデルタ型とオミクロン型という2つの変異型をもとに生まれた「デルタクロン」と呼ばれるタイプが米欧などで見つかり注目を集めている。』

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3月11日日経朝刊から、

『東京都は10日、新型コロナウィルスの変異型「オミクロン型」の感染者のうち、感染力がより強いとされる派生型「BA.2」の疑いがある割合が始めて1割を超えたとの分析結果を明らかにした。』

3月21日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスの感染「第6波」では、子どもの入院が目立つようになった。東京都内ではピーク時、10代以下の入院患者の割合が第5波から倍増。・・・』

3月31日日経朝刊から、
『厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は30日、全国の新型コロナウィルスの新規感染者数が1カ月半ぶりに増加したとの分析をまとめた。』

3月8日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスに感染すると軽症でも脳や心臓などに後遺症が出るという報告が相次ぐ。英大学などは脳のわずかな縮小や認知機能の低下を確認した。心臓病のリスクが高まるという報告もある。』

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3月8日日経朝刊から、
『国連総会が2日に採択したロシアへの非難決議で反対・棄権した40カ国のうち8割はロシア製の武器輸入国だった。』

3月24日日経朝刊から、
『国連によるとロシアのウクライナ侵攻による国内外への避難民は今月中旬で1千万人を超えた。ウクライナ国民の4人に1人が家を追われた計算で、大半の人々は長年にわたって築き上げてきた生活基盤やキャリアを失った。』

3月24日日経夕刊から、
『ポーランドのトマシュ・ザットコウスキー駐北大西洋条約機構(NATO)大使は23日、ウクライナからの難民流入について、「前例のないペースと規模だ」と危機感を表明した。「同じペースが数週間続けばポーランドにとって難題となる」と言明し、各国に難民対策で協力を求めた。』

3月29日日経朝刊から、
『東京都は28日、ロシアが侵攻したウクライナからの避難民向けに都営住宅の提供を始めた。・・・都が受け入れた避難民は28日時点で・・・計9人となっており、100戸を確保した都営住宅に順次移ってもらう。』

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3月15日日経朝刊から、
『国外で働くウクライナ人が母国を侵攻したロシアと戦うため次々と帰国し、欧州のトラック運転手不足に拍車をかけている。影響の大きい隣国ポーランドでは、人材難と燃料高が物流コストを倍増させるとの見方がある。・・・
 同国のレズニコフ国防相は5日、2月24日にロシアの侵攻を受けてから6万6千人以上の男性市民が帰国したと明らかにした。』

3月24日日経朝刊から、
『スコット・ベリア米国防情報局長は8日、ロシア軍の死亡者を2000~4000人と推計した。20年間のアフガニスタン戦争で命を落とした米兵は2461人とされる。』

3月28日日経夕刊から、
『ウクライナ最高会議の人権担当者デニソワ氏は27日、ロシア軍が侵攻直後に制圧した北部チェルノブイリ原発周辺の立ち入り禁止区域で戦闘による森林火災が起き、1万ヘクタール以上が焼失したと主張した。土壌中の放射性物質が空気中に放出され、風に乗って欧州諸国へ拡散する恐れがあると警告した。』

3月16日日経朝刊から、
『ロシアの人権団体「OVDインフォ」の集計では2月24日の侵攻開始以来、抗議活動に関わったとして累計約1万5千人が拘束された。』

3月19日日経朝刊から、
『ウクライナに侵攻したロシアで市民生活への影響が広がっている。経済制裁による通貨安に加え、モノ不足を懸念した市民が買いだめに走り、インフレに拍車をかけた。』

3月27日日経朝刊から、
『ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア発の対話アプリ「テレグラム』の存在感が増している。ロシア政府も活用しているため遮断を免れ、同政府がフェイスブックなど多くのSNSを遮断する中で貴重な情報源になっている。』

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3月17日日経朝刊から、
『極東地域でロシアによる軍事上の示威行動が相次ぐ。ウクライナへの侵攻に前後してオホーツク海南部などで大規模な海上演習を実施した。』

3月31日日経夕刊から、
『スウェーデンの民放TV4は30日、核兵器を搭載したロシアの爆撃機が3月上旬、スウェーデンの領空を侵犯したと報じた。』

3月5日日経朝刊から、
『ウクライナ危機が宇宙開発に波及してきた。ロシアの国営会社が同国のロケット「ソユーズ」での英国衛星の打ち上げを事実上拒否し、英ワンウェブは計画の一時停止を決めた。国際協調の象徴である国際宇宙ステーションでは運営の協力拒否をちらつかせる。』

3月31日日経朝刊から、
『夏場に向け小麦の価格が一段と上昇するとの懸念が強まっている。輸出大国であるウクライナとロシアで収穫が落ち込み、世界への供給が減少する可能性があるためだ。小麦の国際価格は3月上旬、約14年ぶりに最高値を更新した。』

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3月28日日経夕刊から、
『ウクライナ国防省の情報部門は27日、ロシアのプーチン大統領がロシア軍の支配するウクライナの東部と南部をウクライナ本国から切り離し、南北に国家が分かれた朝鮮半島のような分断を画策していると指摘した。』

3月8日日経朝刊から、
『ウクライナの隣国で駐ポーランド大使を担う宮島昭夫氏に現地の情勢と日本の取るべき対応について聞いた。
 ・・・
 非道な侵略が発生し、平和な日常が一瞬にして破壊された場合にどうするか。家族や祖国を守るために最後は自ら戦うことが避けられない場合もあるという厳しい現実をウクライナの現状は突きつけている。』

3月11日日経朝刊から、
『「国際関係が『力は正義』に基づくならば、シンガポールのような小国にとって世界は危険な場所になる」。リー・シェンロン氏はウクライナ危機について2月末、フェイスブックへの投稿で危機感を示した。』

3月9日日経朝刊に掲載されたノーベル平和賞ジャーナリスト、マリア・アレッサ氏の記事から、
『すべての嘘の目的は信頼を失わせることだ。何を信じればいいかわからないとき、行動を起こすことができない。急速に事態が悪化する戦争が起きているなかで最も大きな問題は、誰を信じていいかわからずに人々が孤絶してしまうことだ。今世界で起きていることは非常に不快だ。』

3月23日日経朝刊に掲載された英フィナンシャルタイムズ紙の記事から、
『プーチン氏はなぜウクライナ侵攻を実行に移したのか。その1つの答えはプーチン氏が率いる体制が失敗しているからだ。同氏の統治は帝国でないと正当化できない。
 ロシアの1人あたり国内総生産はポーランドを大きく下回る。経済は1次産品輸出に依存しており、プーチン氏に近いオリガルヒ(新興財閥)がそれらを牛耳っている。
 ウクライナも経済は困窮しているが、民主主義国家だ。プーチン氏はウクライナに民主主義という希望があることに耐えられなかったのだろう。』

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3月1日日経朝刊から、

『国連の気候変動に関する政府間パネルは28日、気候変動による影響や対応策を分析した報告書を公表した。産業革命魔に比べて気温が2度上昇すれば今世紀末までに干ばつなどで慢性的な水不足に陥る人口が8億~30億人に至ると予測した。』

3月9日日経夕刊から、
『国際エネルギー機関は8日、2021年の二酸化炭素の排出量が363億トンとなり、過去最高になったと発表した。』

3月21日日経朝刊から、
『気候変動問題で軍事・防衛分野が抜け穴となっている。英研究者らの試算では関連産業などを含め軍事部門は世界の温暖化ガス排出の最大6%を占める。現実には機密性が高いために排出量の開示が不十分で削減努力も促しにくい。国際法に反したロシアのウクライナ侵攻は人道上の問題があるのはもちろん、世界の温暖化対策の重荷になる懸念もある。』

3月22日日経朝刊から、
『イカやアナゴなどすしネタの定番とされる魚介類が深刻な不漁に陥っている。背景にあるのが世界的な乱獲。気候変動に伴う海水温の上昇も重なり、海洋水産物の3割超が将来、海から姿を消す可能性があるとの調査もある。』

3月9日日経夕刊から、
『2011年3月の東日本大震災で急激な地盤沈下が起きた東北の三陸沿岸で、地盤が徐々に隆起する現象が続いている。震災以降、70センチ近く上昇した観測点もある。東北の地下深くで起きている「スロー地震」が原因とみられ、震災に伴う地殻変動が今なお続いていることを示している。』

3月11日日経夕刊から、
『原木シイタケを栽培する「ほだ木」を10回たたくと収穫量が倍増 ー。干しシイタケの生産量日本一を誇る大分県がまとめた実験結果が注目を集めている。詳しいメカニズムは不明。』

3月16日日経夕刊に掲載された東京大学特任教授、中川恵一さんの記事から、
『さて、嫌われ者の花粉症にもよい点があります。花粉症を発症していると、がんによる死亡率が約半分になるという研究結果が東大の研究グループから出ています。』

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3月5日日経プラス1に掲載された石田衣良さんの「なやみのとびら」から、

『ぼくは小説家という特殊な職に就いていますが、正直なところある種の技術やセンスは必要でも、ぴかぴかの才能なんてなくても十分できる仕事です。才能なんて不確かなものより、大切なのは根気と覚悟。それは他の多くの仕事とまったく変わりません。』

3月7日日経夕刊に掲載された大貫妙子さんの記事から、
『「この年齢になれば、たっぷり感情を込めて歌うのは簡単なのです。感情を入れすぎず、グッとこらえて歌っても心に響く。そんな歌が理想。そのためには特別なことを歌う必要はありません。日々の暮らしの小さな喜びや悲しみにそっと寄り添っていける歌を目指して、誠実に活動していきたいですね」』

3月23日日経朝刊に掲載された船橋屋社長、渡辺雅司さんの記事から、
『老舗というのは同じ位置で回転し続けるコマのようなものだと考えています。コマは軸がしっかりしていて高速で回り続けなければふらついたり、倒れたりしてしまいます。老舗も同じです。外から見ると昔から少しも変わらず、悠長に見えるかもしれません。ですが、実は軸にあたる価値観をぶらすことなく、円盤にあたる組織が高速で動き続けるという不断の努力の上に成り立っています。』

3月4日日経夕刊に掲載された劇作家、渡辺えりさんの記事から、
『何十年も戦争の恐ろしさ、虚しさを描いた作品を作り、見続けてきたのにまた現実に戦争が繰り返される。私たちが人生をかけてやってきたのは何のためだったのか。ジョニーの病室の窓は閉められ、その存在は秘密にされる。政治のリーダーたちは同じことを繰り返す。』

2022年4月 5日 (火)

ありがとうございました

4月2日プリモ芸術工房での演奏会、あたたかく聴いてくださり、本当にありがとうございました。(インターネットを経由したスピーカーから出ていた音が、聴くに堪えるものだったら良いのですが。)久しぶりに自分が表に出る公演が無事終わり、ほっとしています。

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昨年夏過ぎにプログラムを決め、時間を見つけては練習してきました。今回の公演に際して、ピアノの長尾洋史さんが何度も合わせて下さり、その度に様々なことを学びました。
家で練習して一応かたまっていたはずのものが、ピアノと一緒に弾くとまったく違う様相を見せる。弾いているのは自分なのに、予測できない自分の挙動がある。そのことが大変興味深かった。リハーサルの録音を聴くと、最初うまくいっていなかったものが、2回目はなぜか別人のようにスムースにいっていたりする。その1回目と2回目の違いはいったい何なのか、どこからきているのか、ずっとそのことを探していました。
体と心が温まっていない時、あるいは緊張している時、自分の体と心はどのような傾向を持って動くのか、録音を聴くのがものすごくおもしろかった。それは家で練習しているだけでは決してわからないことです。とっさの行動にその人の本質が現れる、そのようなことでしょうか。

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演奏する時にとても大切なことは、自分の行動の結果出た音を聴き、それを次の行動に反映させ、また音を聴き、という円のような働きと思います。音楽は常に前に進んでいるので、的確に把握し、素早く先取りして行動しなくてはならない。
その時に自分の癖が邪魔をしていることがあります。その癖に気付いていればまだしも、意識にも上っていないと、なんとなくうまくいっていないのはわかっているのだけれど、という演奏になります。
僕の場合、緊張していたり、体が温まっていなかったりすると、手が十分に開かないことがある。すると特に小指で押さえる音程が低くなり、ぶら下がった音程の演奏になる。低い音程の演奏は生気のない印象を与えたり、バッハの場合は構造が見えにくくなる。本人はそういうつもりでなくても、元気がなかったり、なんだかよくわからない演奏になる。
また上げ弓の時、右腕の動きが滞ることがあり、それが音楽の流れを妨げる。特にシューマンを弾く時にそぐわない動きです。恥ずかしながら、上げ弓の時の右腕の力の滞りを避けることで、音楽がスムースに進むことを知ったのは大きな収穫でした。

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何年もオーケストラの仕事ばかりしていて、ピアノとチェロという演奏会は久しぶりでした。
大編成で様々な楽器が組み合わされるオーケストラの音楽は複雑に書いてあります。それをスコアから読み取って演奏に反映させるのは大きな喜びです。ですが、読み取ったものをすぐに体に入れることは難しい。どうしても頭で考えた演奏になりやすい。長尾さんとも話したのですが、頭で考えた演奏はなんだか良くない。読み取ったものをまず体に取り込んで、自然な動きに還元することがきっと必要なのだろう、と思います。
今回弾いたショスタコーヴィチのチェロソナタは、交響曲第5番に似ていると思います。でもずっとコンパクトで、オーケストラのような広がりや、音量の差は実現できない。チェロ1本で表せる音量の差は、録音するとよくわかりますが、本当に微々たるものです。そうしたことは、音楽の向き、その速さ、質、重さ、色合い・・・、で現せば、と学びました。

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今回驚いたのは、ショパン、バッハ、シューマン、ショスタコーヴィチ、それぞれの作品がまったく異なる音を必要としていたことです。それぞれが固有の音の立ち上がりを必要としている。そんなことも知らずに何十年も弾いていたのか、と言われそうですが、作曲という営みの凄さに改めて触れる思いでした。

有り難いことに、次は?というお声を頂きました。チェロのソロやソナタに特段興味を持ってこなかったので、すぐにどんな演奏会をという案は出てこないのですが・・・。コダーイの無伴奏ソナタにまた取り組んでみようかな、と思っています。
演奏会の翌日は久しぶりに休み、今は間もなく始まるマーラーの交響曲第3番の準備をしています。

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