9月の日経新聞から
9月をふり返ってみる。
9月15日日経夕刊から、
『世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日、新型コロナウィルスによるパンデミック(世界的流行)について「終わりが視野に入ってきた」と述べた。WHOがパンデミックを宣言した2020年3月以来、1週間に報告された死者数が最も少なくなったことを根拠として挙げた。』
9月7日日経夕刊から、
『米当局は6日、新型コロナウィルスのワクチン接種について、インフルエンザの予防接種のように1年に1回になる可能性があるとの考えを示した。』
9月17日日経朝刊から、
『・・・英オックスフォード大学の研究者らでつくる「アワー・ワールド・イン・データ」によると、世界の死者数(7日平均)は15日時点で1日約1700人。最も多かった2021年1月下旬に比べると10分の1程度まで減っている。日本は22年9月上旬に1日約300人と、最も多くなった。今もその6割程度だ。』
9月2日日経朝刊から、
『国内で報告された新型コロナウィルス感染症の死者が1日、累計で4万人を超えた。5月中旬に3万人を超えてから約3カ月半で1万人増加した。』
9月10日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスの国内感染者が9日、累計で2千万人を超えた。1千万人を超えた7月14日から2カ月足らずで倍増した。』
9月14日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスの感染拡大で米国の労働力人口がおよそ50万人減少した。・・・
・・・7月までに労働力人口の3分の1にあたる5700万人以上が感染し、生産年齢(15~64歳)人口のうち約25万人が死亡した。』
9月1日日経夕刊から、
『米疾病対策センター(CDC)は31日、2021年の米国人の平均寿命が76.1歳と20年から0.9年短くなり、1996年以来の低水準にとどまったと発表した。新型コロナウィルスの感染拡大に加え、薬物の過剰摂取などが響いた。』
9月16日日経夕刊から、
『「敬老の日」(今年は19日)を前に、厚生労働省は16日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万526人になったと発表した。・・・全体のうち女性が8万161人と88.6%を占めた。・・・最高齢は115歳だった。』
9月10日日経夕刊から、
『米東部ニューヨーク州のホークル知事は9日、ポリオウィルスに関する緊急事態宣言を発令した。』
9月10日日経夕刊から、
『世界銀行と欧州委員会は9日、ロシアに侵攻されたウクライナの復旧・復興に少なくとも3490億ドル(約50兆円)の資金が必要になるとの推計結果を発表した。侵攻が始まる前の2021年のウクライナの国内総生産(GDP)と比べて1.6倍の規模にあたる。』
9月13日日経朝刊から、
『世界最大級の保険市場である英ロイズ保険組合にも、ロシアのウクライナ侵攻の影響が及んでいる。ロイズは航空便の運航停止や貨物の足止め不良債権などにより12億5000万ポンド(約2080億円)規模の損失が発生すると予想している。』
9月9日日経朝刊から、
『防衛白書は各国のサイバー領域の戦力を分析した。中国は17万5千人規模の「サイバー戦部隊」を有し、3万人規模の攻撃部隊を含むと明記した。北朝鮮も日本のサイバー部隊の10倍超にあたる6800人を抱え、通貨獲得の手段としている。』
9月13日日経朝刊から、
『国際労働機関(ILO)などは12日、世界全体で2021年に強制労働に従事させられている人が2760万人、強制的に結婚させられた人が2200万人に上っているとの推計を公表した。』
9月9日日経朝刊から、
『パキスタンで洪水による被害が拡大し、死者は1300人を超えた。歴史的な熱波が雨期に激しい豪雨をもたらし、氷河の溶解も影響しているとの見方がある。』
9月29日日経夕刊から、
『スイス科学アカデミーは28日、スイス国内の氷河の体積が今年は前年比6.2%減となり、過去最大の消失率を記録したと発表した。・・・全土で平均すると、氷河の厚みは約3メートル減った格好となった。』
9月22日日経朝刊から、
『気候変動が進むと今世紀末までに、海の生物の約9割に悪影響が及ぶ恐れが強いとの分析を、カナダ・ダルハウジー大などのチームが20日までにまとめた。』
9月5日日経朝刊から、
『異常気象が各地の経済を揺さぶっている。世界の1~6月期の干ばつ被害額は1兆8000億円に達した。』
9月18日日経朝刊から、
『集中豪雨などによる大規模な水害の損失額が膨らんでいる。国土交通省がまとめた2021年の国内の水害被害額(暫定値)は3700億円で、5年間の平均で初めて1兆円を超えた。』
9月21日日経朝刊から、
『・・・過去40年間の台風を分析した研究では、日本への接近が増えて強い勢力の台風が2.5倍になる一方、移動速度は3割以上遅くなったとの報告もある。』
9月8日日経朝刊に掲載された、仏ワイン農家ダニエル・ボナルドさんの記事から、
『気候変動はワイン農家が対応できるよりも速いペースで進んでいる。毎年、新しい懸念が出てくる。何か対策を取っても次の年には通用しないかもしれない。』
9月7日日経朝刊に掲載された、気候学者フリーデリケ・オットーさんの記事から、
『ロシアの問題だけでなく、飢餓の撲滅、インフレ危機といった世界が直面する多くの課題について、気候変動への取り組みなくして解決できないだろう。それぞれの問題は個別に見えても、背景にある根本の原因は非常に近い。同時解決を目指す必要がある。』
9月28日日経朝刊から、
『米航空宇宙局(NASA)は26日、小惑星の地球衝突を防ぐ世界初の実験を行った。探査機を小惑星に衝突させて軌道を変える試みで、探査機は小惑星衝突に成功した。』
9月23日日経朝刊から、
『東北大学や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「りゅうぐう」の試料を分析し、液体の水を発見した。1滴にも満たないが、宇宙の天体で採取した水は初めて。』
9月17日日経朝刊から、
『ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が15日、オンラインで開かれた。円柱形の取っ手やつまみなどを片手で回す際に何本の指を使うのかについて調べた千葉工業大の松崎元教授らが「工学賞」を受賞した。』
9月23日日経朝刊から、
『日本人研究者が発明し、次世代太陽電池の「本命」といわれる「ペロブスカイト型」を国内企業が実用化する動きが進む。欧州や中国の企業に先行を許したが、積水化学工業や東芝が2025年以降に量産を始める。』
9月29日日経朝刊から、
『東京電力ホールディングスは今冬の需給逼迫に備えて、企業に対して今夏を上回る節電を要請する。』
9月15日日経夕刊から、
『警察庁が2017~21年の5年間に全国で発生した交通事故を分析したところ、日没後1時間以内に道路を横断中の歩行者が死亡した事故は10~12月が271件で、7~9月の131件と比べ2.1倍となったことが15日、分かった。』
9月3日日経夕刊から、
『長崎大の研究チームは3日までに、小中高生の7%にゲーム依存症の可能性があるとの調査結果を発表した。』
9月3日日経朝刊に掲載された、順天堂大特任教授天野篤さんの記事から、
『 ー 医学部志向が強過ぎるように思えます。
「医学部受験は学生以外の要素、世の中の環境が盛り上げている。その結果が、使えない医者を生み出し、都市偏在などの問題を生んだ。一例が高校の進路指導。医学部合格者数が有名進学校の指標になっている」』
9月28日日経朝刊から、
『ある程度の強度で走っていると脚より先に息苦しくなることがある。普段は気にとめない呼吸を意識するようになる。その際に作用しているのが「呼吸筋」だ。主に横隔膜や肋間筋を指し、疲労すればパフォーマンスに影響を及ぼす。トレーニングで鍛えることもできるという。』