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2023年7月 9日 (日)

3月の日経新聞から

3月を振りかえってみる。

3月21日日経朝刊から、
『国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が20日公表した報告書は、各国の温暖化対策の遅れに危機感をにじませた。産業革命前に比べた世界の気温上昇は2030年代初めにも抑制目標の1.5度に達すると予測した。温暖化が進むほど水不足なども深刻になる。』

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3月1日日経朝刊から、
『厚生労働省が28日に公表した人口動態統計(速報)では、2022年の国内の死亡数、前年比の死亡増加数共に戦後最多となった。新型コロナウィルスによる死亡に加え、心不全などで亡くなる高齢者が急増している。
 22年の国内の死亡数は158万2033人で、前年より12万9744人(8.9%)増えた。』
『厚生労働省は28日、2022年の出生数が外国人を含む速報値で前年比5.1%減の79万9728人だったと発表した。80万人割れは比較可能な1899年以降で初めて。』

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3月21日日経朝刊から、
『新型コロナウィルスの抗体保有率が全国で42.3%に上ることが、厚生労働省の調査で分かった。2月19~27日にかけて実施し、献血した人のうち一定の条件を満たした全国1万3121人から協力を得た。2022年11月に実施した調査から13ポイントほど上昇した。
 ・・・・・
 都道府県で結果に差がみられた。最も高かったのは福岡県で59.4%。沖縄県が58.0%で続いた。最も低かったのは岩手県で27.4%だった。』

3月26日日経朝刊から、
『米マッキンゼー・アンド・カンパニーは新型コロナウィルスによって2022年に米国の労働力が0.8~2.6%損なわれたとの試算をまとめた。』

3月30日日経朝刊から、
『会計検査院によると、新型コロナウィルスのワクチンの国内の接種実績は2023年1月時点で約3億7900万回分に上った。
 一方、有効期限切れによる廃棄や、需要減によるキャンセルも相次いだ。・・・21年度までに確保した8億8200万回分の3割が使われなかったことが判明している。』

3月6日日経朝刊に掲載された、モデルナ、ムーア最高科学責任者の記事から、
『人が感染しうるウィルスとして特定されているのは225あるが、ワクチンの開発されたのは25にとどまる。我々は全てのウィルスに対しワクチンを開発していきたい』

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3月11日日経夕刊から、
『気象庁は11日までに、東日本大震災の余震域で、昨年3月11日から今年2月28日までの約1年間に震度1以上の有感地震が計510回あったと明らかにした。マグニチュード4.0以上は計240回だった。
 ともに直近2年よりも増えたが、気象庁は全体としては減少傾向とみている。』

3月11日日経朝刊から、
『東京電力福島第1原子力発電所の事故処理費用が膨張を続けている。会計検査院によると2021年度までに約12兆円が賠償や除染、廃炉作業などに措置された。賠償や除染などの費用は22年度までに年1兆円規模となった。東日本大震災から11日で12年を迎えるが、廃炉や除染の道筋はなお見通せない。』
『東京電力は核燃料が溶けて固まった溶融燃料(デブリ)について、23年度後半に福島第1原発2号機からの取り出しに着手する。・・・
 東電などによると、事故で燃料が溶けた1~3号機全体でデブリは推計880トンある。』

3月17日日経朝刊から、
『ドイツが4月に「脱原発」の目標を達成する見通しになった。ショルツ首相は日本経済新聞の取材で、国内に残る原子力発電所3基の稼働を完全停止する方針を示した。「延長の選択肢はない」と明言し、脱炭素社会の実現に向けて風力などの再生可能エネルギーで国内電力を賄うと強調した。』

3月27日日経朝刊から、
『環境省は日本海溝・千島海溝沿いで想定されるマグニチュード9級の巨大地震に伴う住宅がれきなどの災害ごみは最大で2717万トンに達すると推計した。処理完了に3年かかった東日本大震災の約2千万トンを上回る。』

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3月3日日経朝刊から、
『政府による通信遮断や検閲によってインターネットの世界が分断する「スプリンターネット」が深刻になっている。米人権団体のフリーダムハウスが2022年にまとめた報告書によると、世界のインターネットの自由度は12年連続で悪化した。』

3月29日日経夕刊から、
『米国務省のパテル副報道官は28日の記者会見で、ロシアとの核軍縮条約に基づく一部の情報提供を停止すると明らかにした。ロシアが条約の履行を停止し、米国も対抗措置をとる。』

3月17日日経朝刊に掲載されたUSナショナル・エディター、エドワード・ルースさんの記事から、
『少し頭の体操をしたい。もし台湾が存在しなかったとしても米国と中国は対立していただろうか。筆者の直感では「イエス」だ。覇権国と新興勢力が対立するのは人類の歴史の一部と言っていいからだ。』

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3月29日日経夕刊から、
『名古屋大などのチームは、石川、三重、鳥取の3県の海で青紫色に発光するゴカイを新たに3種発見したと29日付英科学誌に発表した。青紫に光る生物は世界的にも珍しいといい、名古屋大の自見直人助教(分類学)は「発光のメカニズムを明らかにしたい」としている。』

3月5日日経朝刊から、
『日本で将来のノーベル賞候補となる先端研究人材が減っている。世界で注目される論文数はピークから2割近く減り国別順位で12位と2000年代前半の4位から後退した。』

3月25日日経朝刊プラス1に掲載された、デジタル認知障害の記事から、
『専門家が注目する原因の一つは01年にワシントン大学のマーカス・レイクル博士が発表した研究成果だ。レイクル博士は脳の活動を画像化する研究で、脳は「ぼんやり」しているときも相当なエネルギーを使っていることを解明。このとき脳は何もしていないのではなく、入力された情報を整理し、最適な答えを出したり重要なことだけを記憶したりする。これを「デフォルト・モード・ネットワーク」と名づけた。
 常にスマホを使っていると脳の中を整理する時間がなくなり「脳の中がゴミ屋敷のよう」になる。認知障害だけでなく「興味のないことには意欲がわかない」新タイプの「うつ」の原因にもなっているという。』

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3月10日日経夕刊に掲載された、オリックス山本由伸投手の記事から、
『不安を感じる中で個人的にトレーナーに師事。ウエートトレーニングに頼らず、ブリッジに様々な動きを組み入れた体操や、やり投げのような器具を使った遠投を練習メニューに採り入れた。体の深部から鍛え、全身の筋肉や骨の連動性を高めるトレーニングを継続してきたことが、今の飛躍につながっている。』

3月30日日経朝刊から、
『慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授らによる研究チームが、箱根駅伝などで活躍する青学大陸上競技部(長距離ブロック)の男子学生48人と同年代の一般男性10人の腸内フローラの比較調査を行ったところ、学生たちには「Bacteroides uniformis(バクテロイデス・ユニフォルミス)」という細菌が一般男性に比べ、約10倍多く生息していることが明らかになった。学生のうち25人の3000メートルの記録を比べると、上位者ほどこの細菌数が多くなる傾向も分かった。』

3月29日日経夕刊から、
『ギターを弾く際に重要なのが、利き手で弦をはじく動作の「ピッキング」。この軌道や良しあしについて、腕時計のような形の装置を使ってパソコン画面上に表示する方法を、東京都在住のロックギタリスト、加茂フミヨシさんが考案した。「これまで説明困難だった『暗黙知』の技術を可視化でき、演奏習得の効率化につながる」と説明。ギターレッスンなどに活用したい考えだ。』

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3月23日日経夕刊に掲載された宮大工、小川三夫さんの記事から、
『「未踏に挑むからこそ、そこに知恵が生まれます。力のある人は力で物を動かそうとするので、力以上の物を動かすことはできません。力のない人はそこで知恵を働かせ、工夫をするから力以上のものを動かすことができるようになります。私はそのことの方が大切だと思います。飛鳥時代には材木を山から切り出して、現場まで運ぶだけでも大変なことで、多くの知恵を働かせなければできませんでした。」』

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